内容説明
「音楽ホール」ではその音色や響き“聴きやすさ”が最も重視されるのに対し、「演劇」においては見やすさ、舞台との距離感と一体的な雰囲気が求められるというのは常識である。この両者の要素を併せ持ち、しかも舞台機構や、楽屋等裏方も最も重装備であるのが「オペラハウス」といえる。本書では、「新国立劇場」の実現に携わったメンバーを執筆陣に迎え、出来るだけ全編を通して、そのデータや実例をベースに、まず“共通項”として「ホール」の解説につとめ、その後それぞれの専門ホールのポイントについて記述することとした。なお、やや性格の異なる「映画館」については、項を独立させ、概説をしている。
目次
第1章 音楽ホール・劇場の概要
第2章 計画条件の企画
第3章 計画の基本条件
第4章 基本計画
第5章 映画館
第6章 設計事例
著者等紹介
服部紀和[ハットリノリカズ]
(株)竹中工務店取締役
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