内容説明
近代の都市と建築を幅広く理解するための教科書。現存するものを中心に部分的にカラー化。豊富な索引は事典としても使える。
目次
第1編 西洋近代(近代化の衝撃;近代建築の模索;近代運動の推進力;近代運動の広がりと反動;国際化社会と多様性の萌芽)
第2編 日本近代(開国(1854)から維新期(1868)
洋風建築の本格的導入
住宅建築と都市
近代都市のなかの建築
近代建築の導入
日本から世界へ)
第3編 現代建築(1960年代:世界と日本の共振;1970年代:モダニズムの反省;1980年代:ポストモダンの開化;1990年代以降のグローバル化)
著者等紹介
鈴木博之[スズキヒロユキ]
1968年東京大学工学部建築学科卒業。1974年東京大学工学系大学院博士課程満期退学。1974‐75年ロンドン大学コートゥールド美術史研究所留学(英国政府給費留学生)。1990年東京大学教授。現在、青山学院大学教授、東京大学名誉教授、工学博士
五十嵐太郎[イガラシタロウ]
1990年東京大学工学部建築学科卒業。1992年東京大学大学院修士課程修了、博士(工学)。現在、東北大学教授
横手義洋[ヨコテヨシヒロ]
1994年東京大学工学部建築学科卒業。1997‐99年ミラノ工科大学建築学部留学(イタリア政府給費留学生)。2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いろんな場所で「この建築物は凄いんですよ」とか言われても、いまいちピンとこなかったので、とりあえず歴史的経緯を知ろうと買って読んでみることにした。近代建築史を主題にする本は他にも何冊かあるけれど、本屋で見比べた結果これにした。文章がそこまで多くなく、写真が豊富、解説も平坦で分かりやすい。ただ、「建築言語」とか「祝祭性」と言った専門用語が時々解説なしに出てきて、その付近は行間に宇宙があるようにしか思えず、理解に至らないこともあった。バウハウスとかの凄さは伝わったよ。ポストモダン、あんまり好きじゃなかった。2015/05/26
Kazuyuki.Ta
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院試用に。最初の方でブレーのニュートン記念館がルドゥーになってたりして誤植なのが気になるけど全体としては良かったかと。学会が出してる近代建築史図集が微妙なので図版を見るのに適した本が他に見つかればセットで使えて良かったんだが。2012/08/04