21世紀臨床精神医学基本ノート

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  • サイズ A5判/ページ数 105p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784870551015
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

目次

序 基本の見直しから
1 精神科臨床の原点
2 臨床のスタート―それは悩み苦しみの訴えを聞くことから
3 症状のもと探しが辿った苦闘の道
4 身体・脳の検査所見と心・精神の検査所見の対応と不対応―超えたところにあるのがひと(person)である
5 症状のもと探しの対象にされてきたものは何だったのか―その複雑性、不明確性の根底にあるもの
6 体験反応とストレス障害との微妙なずれ―新しい研究領域の発現
7 体験と行動の統合的把握をめざして―新しい立場の提唱
8 精神的ストレスが生ずる特殊メカニズムの研究こそ新しい臨床課題
9 臨床精神医学究極の研究テーマは「真の自分」とそれへの接近―エゴ、スーパーエゴ、セルフ、ひと、人間、自分
10 社会に生きている限り避けられない適応の問題―21世紀の臨床精神医学がしなければならない
跋 新しい観点なくして新しい展開はない

著者等紹介

新福尚武[シンフクナオタケ]
1914年鹿児島市に生れる。1937年九州大学医学部卒業、直ちに下田光造教授について精神医学専攻。1952年鳥取大学医学部教授。とらわれの精神病理、うつ病の身体病理、老年精神医学などに没頭。日本海の3離島に住む老人の精神医学的実態調査で得た貴重なデータは、一部分第51回日本精神医学会(1954)のシンポジウム「老人の精神障害」に収録。1966年東京慈恵会医科大学教授に就任。森田療法、心身医学、老年精神医学、その他の発展に精励、(アルコール医学会長、交通科学会長、心身医学会長、国際老年精神医学会名誉会長など歴任)1979年定年退職。その後は臨床精神医学の基本問題と発展のあり方について想を練り今日に至っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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