内容説明
私たちは何を失ったのか?仕事と「母性」を根本から問い直す。
目次
1 なぜ、こんなに忙しいの?
2 働く女性のからだに何が起きているのか
3 フェミニズムが女性に与えた影響
4 私的領域の行動規範がない日本
5 身体性を取り戻すきっかけを作る
6 母乳育児のハードルは母親世代?
7 日本人がもっていた知恵
8 女性性を引き受ける
9 仕事のあり方・再考
10 では、どうすればいいのか?
著者等紹介
三砂ちづる[ミサゴチズル]
1958年山口県生まれ。津田塾大学国際関係学科教授。専門は母子保健、疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小鈴
3
著者の主張は一貫していて女性ならではの身体を取り戻しましょう、その契機としての妊娠出産を大切にせよということです。妊娠したら自分で食事を作って、ひたすら歩いて、あたためて、早く寝よう。まるで母鳥が卵を暖めるみたいですが、それが大切なんですね。著者の本の面白さは、言われてハッと気づくことですね。例えば、おむつなし育児。ちょっと前ならオマルで排泄してたんだけど、今はすべて紙おむつになってる!赤ちゃんでもタイミングを掴めばおまる排泄でき、その方が赤ちゃん自身も気持ちがよい。などなど。2010/01/06
ちゃぶりん
0
女性学、人生の授業を受けているみたいな本。女性は出産するかどうか、どのように人生を歩みたいか、学生時代に考えておいた方がいいと思う。若いの頃にはその大事さが分からなかった。2021/06/09
Chestnut
0
仕事大切にしすぎてない?からだを整えることは基本だよ、生活のことは楽しくもできるよ!と改めて伝えられたかのよう。2019/12/31