KAMIKAZE 神風

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784870314795
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

ある夏の暑い日、オレは、奇妙な元ジャーナリストからの仕事の依頼で瀬戸内海の大津島に向かった。その小さな島に、第二次大戦中、海軍の特攻隊秘密基地が置かれていたことを、オレはその時まで知るよしもなかった。…神風特攻隊といえば、弾幕をぬってアメリカ艦船に突っ込む映像フィルムと鶴田浩二ぐらいしか思い浮かばない戦後生まれのライターが体験し、そして考えた、スリルと驚きにあふれたコンテンポラリーKAMIKAZEストーリー。

目次

九州取材レポートNo.1
「死ぬのが恐かった」と言えない彼らの戦後
神風特攻隊資料転送
Yes!ヘアスタイルはシャギー
「死ぬための早道」・「予科練志願」
第一国分基地跡に吹く擬音
元特攻隊員取材ファイルin Tokyo
夢うつつ/知覧町の石灯篭に聞いた言霊
ヨタ話・ドラマ月月火水木金金
涙をふいて…・知覧町2
退屈な逸話・特攻隊と淫売宿
ちぇ~ぃぃぃ・狂気の陸軍少尉
元海軍水兵取材レポート
夜空ノムコウ・「星秘膏」とアンフェタミン
陸軍少年飛行兵のPKOミッション
「オヤジ、涅槃で待つ」・初恋の人は特攻隊員
痛みを抱きしめながら、あの旗を撃て!

著者等紹介

石丸元章[イシマルゲンショウ]
1965年千葉市生まれ。法政大学中退。生起しつつある都市伝説を収集・シャッフルするサブカル・ライターとして頭角を現すと同時にラジオDJとしても活躍、93年にギャラクシーラジオ大賞奨励賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃーびん

3
高野秀行氏おすすめ。 がさつな文体で取材メンバーも珍道中的ではあるが、特攻隊を必ずしも既存イメージの括りで扱っておらず、元特攻隊員の人間としての本音に迫っており面白い。 毎回現地で取材直後に書いているようで、ライブ感などを狙ったのかもしれないが少し雑然としているので、できれば少し熟成してから書いてもらった方がより伝わりやすかったかもしれない。 ★★☆☆☆2021/07/19

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