内容説明
活字ギャンブルの頂点!博奕には、「不思議」が確かに存在する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナルシスト
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久々に尊敬する孤高のギャンブラー森巣博の思想書とも小説とも言えない著作を読んだ。やっぱりカジノの現場を通して描かれる独特の哲学やギャンブル論、日本人論や世界観をたっぷり味わえて、唯一無二の作家であることを知らしめてくれる。特に今回はミーガンという何とも魅力的なヒロインの登場で男女論まで派手に展開していて読ませること読ませること。「無境界」シリーズの白眉ともいえる面白本だ。活字ギャンブルの極北といってもいい。最近ギャンブル関係の本を読まなくなった分、むさぼるように読ませてもらいました。2013/08/24