内容説明
死ぬのに医者はいらない。人生の最後を自分らしく迎えるためのより納得できる『死』の教科書。
目次
第1章 死の瞬間
第2章 死にゆく人びと
第3章 病気
第4章 病院
第5章 痛み
第6章 恐怖
終章 より納得して死にたいあなたへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タクロウ
6
「生」と同じくらい「死」についてもっと語られるべきという著者の主張に共感した。1分1秒でも長く生きてほしいと願うのは、見送る側のエゴになっている可能性もある。悶えるような苦しみの中で、例えば1週間長く生きることにどんな意味があるのか。それよりは残された時間を、自分らしく、有意義に過ごすことの方がどんなに心安らかに逝けることだろう。とにかく「死に方」についての価値観はひとそれぞれ。普段からよく話し合っておくことが大切だと思った。2013/07/10
水無月十六(ニール・フィレル)
1
タイトルにちょっとギョッとさせられる人もいるのではないだろうか。人が死ぬことについて真剣に考えるための本。死は怖くない。生きていることは素晴らしいと思わせてくれる。ただこれは病気で迎える死に対する話で、精神的苦痛から自ら死を選ぶことを言っているのではない。むしろ人間はいつか死ぬのだから自殺なんて無意味だというような話である。延命治療についても一つ考えさせられる。生きる気力がわいてくる。2014/05/13
ぴろち
0
死ぬことが恐くなくなる本。良い本でした(--)b 2015/05/06
乱読家 護る会支持!
0
・動物は、自分の死期を知るという。野生の象は群れを離れて死ぬ。人間にもまだ、そういう能力が少しは残っているのだ2011/02/13
衣魚
0
タイトルが目に付いたので何となく読んだけれど、当たり前のところにさっぱり手が届く感じですっきりした。明瞭なのは素敵だ2009/09/12