出版社内容情報
ぶんきょうしゃ;BUNKYOSHA
内容説明
人生の締切を意識すると明日が変わる3500人以上のがん患者と対話してきた精神科医が伝える死ぬときに後悔しない生き方
目次
序章 がんは体だけでなく心も苦しめる
第1章 苦しみを癒すのに必要なのは、悲しむこと
第2章 誰もが持っているレジリエンスの力
第3章 人は死の直前になって、心のままに生きてないことに気づく
第4章 今日を大切にするために、自分の「want」に向き合う
第5章 死を見つめることは、どう生きるかを見つめること
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
127
いいお話しで、読んでいると不安もでてくるが、どこか心が穏やかになっていく。 mustに縛られてている自分に気付き、wantの視点で一年後死んでも後悔しない、今を生きていこう。という気持ちになった。2021/09/09
青乃108号
104
私はだいたい、このような本は読まないのですが、動画サイトである人が「人生を変えた本」として紹介されていたので、まあ読んでみるか、と借りてきました。すぐに読める薄い本でした。そして内容も薄い。自分の死を確実に訪れるものとして受け入れ、毎日のささいな事を当たり前と思わず噛み締めて、大切に生きながらその日の準備をしていきましょう。と、そんな様な事が書いてありました。なんと言うかあまり心に響かないといいますか。もっと実例、人が如何にして死を受け入れ残された日々をどのように生きたかという実例を多く知りたかったです。2021/11/05
ゆいまある
98
癌で死にかけの父の精神状態が悪く、振り回される日々である。精神腫瘍科というものがある。癌で闘病中の人を専門に診る精神科で、がんセンターなどにある。どんなものかと、一番売れてそうなのを買ってみた。短くてすぐ読めた。メッセージはとてもシンプル。mustに縛られずwantに耳をすませ、である。義理から自由になり悔いのない時間を過ごせ。死の恐怖との付き合い方も具体的に書いてあった。人には死に向き合い、回復する力がある。ああそうか。多分私にも家族の死を乗り越える力がある。どう生きるべきかの指南書としても優秀。2023/05/28
Kentaro
76
死は現代では不吉なことと捉えられがちだが、死を意識して初めて、生きることの光を感じるという側面もある。人生の期限を意識することは、日々を粗末にせずに自分らしい生き方にシフトするための大きな動機付けになる。 しかしながら、死を意識するだけでは、自分らしい生き方をどうしたら実現できるのかわからない。もし明日生きていられなかったら、今を大事に生きるし、先送りせずに今やる。一度苦しみを味わった人間が達観できるのは、生きていること自体が喜びだし、死ぬことと比べれば、今の辛さは耐えられると感じられるからだろうと思う。2020/07/07
ベイマックス
59
電車内の広告を見て気になっていた本です。でも、思っていた内容と少し違った。◎『must』ばかりではなく、『want』を大切にという考え方は、納得。でも、結局はバランスなんだろうな。自己中になりすぎたり、わがままになるのとは違うしね。『must』でも、自分が納得してればいいんだろうし、疲れないことなのかな。仮に疲れ切っても、それを癒せることがあったり。◎気にし過ぎない・いい加減、も時には大切。2020/02/07