出版社内容情報
アビー・バーンスタイン[アビーバーンスタイン]
著・文・その他
伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
解説
デヴィッド・リーチ[デヴィッドリーチ]
解説
長尾莉紗[]
翻訳
内容説明
東京発‐絶望行。不運な殺し屋レディバグの人生最悪な120分、弾丸列車の旅の舞台裏。セットの造形の秘密、狭き場所を使ったアクションのデザイン手法やサイバーパンクな仮想日本の誕生秘話、ユーモラスな殺し屋たちの作りこみまで。
目次
THE TRAIN
LADYBUG
TANGERINE&LEMON
THE FATHER
THE PRINCE
THE WOLF
THE WATER BOTTLE
THE ELDER
THE WHITE DEATH
THE JOURNEY
THE CRASH
著者等紹介
バーンスタイン,アビー[バーンスタイン,アビー] [Bernstein,Abbie]
ロサンゼルスをベースに活躍する映画ライター。ポップ・カルチャーに関する造詣が深く、ジャーナリストとして『AssignmentX』、『Fangoria』、『Buzzy Mag』などにも寄稿している
長尾莉紗[ナガオリサ]
英日翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
21
新幹線が舞台なのにジェットコースターな展開の映画にぶちのめされて購入。デヴィッド・リーチ監督をはじめとするスタッフによる、舞台の裏側、キャラクターの背景、美麗なコンセプトアート。豪華な内容で大満足。個人的に、タンジェントやレモン、プリンスの造形が満足だった。2022/09/10
Key
2
興味深かったのはデヴィッド・リーチ監督が原作から深い哲学を感じ、脚本を受け取ったタイミングが運命的であったと話していたこと。 152ページに渡る詳細な制作過程はとても読み応えがあった。コロナ禍でチーム一丸となって挑んだからこそ生まれたエンタメ作品であることがうかがえた。 インタビューからは、グローバルな(肌の色が違う)俳優が集まるこの映画での、監督の各俳優に対するリスペクト、各俳優同士、また監督に対する信頼の強さが伝わってきた。 鑑賞した映画ファンのみならず、映画に携わる全ての方にお勧めしたい一冊です。
ecuas
2
映画があまりに面白かったので衝動買い。これだけの映像をどうやって作ったのかとは思っていたが、疑問は多少解消しつつも、あまりに多くの物量とコストがかけられていることに愕然とする。CGで出来そうなところも実際にスタントが使われていたり、こっちが表舞台かと思えるほど舞台裏の規模が大きい。ペットボトルの動きは初見では理解できなかったのでページを割かれてるのはありがたい。たった1人の作家の頭の中で生まれた物語を実写化するのはこんなにも大変なのだなとしみじみ。さらに読み込みサントラも聴き込み、2回目の鑑賞に臨みたい。2022/09/05