“フィールドワーク”小児がん病棟の子どもたち―医療人類学とナラティヴの視点から

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“フィールドワーク”小児がん病棟の子どもたち―医療人類学とナラティヴの視点から

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  • サイズ 46判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866161143
  • NDC分類 493.94
  • Cコード C0011

内容説明

本書は、小児がん病棟における患児らの言動・行動を中心に、小児がん病棟世界に関わる人々の語りと行動を記録したフィールドワークをまとめたものである。子ども同士、親、医師、ナースらのやりとりが、どのように小児がん病棟というコミュニティを構成してゆくのか。著者はナース・ステーションを基地として参与観察を行い、子どもらとの遊びとおしゃべり、親や医療者との会話を通して、その成り立ちを明らかにしてゆく。子どもたちが幸せに過ごすために見えてきたものは?「小児がん病棟の子どもたち」(2003)に、新たにナラティヴをキーワードにした考察と、リメンバリング技法を用いた心理的支援(グリーフワーク)の章を加えた新訂増補版。

目次

第1章 はじまりの語り
第2章 フィールドに向かって
第3章 病棟社会の構成
第4章 自分の病気を知ること/知らないでいること
第5章 終末期、そして子どもの死
第6章 「ふり」をする母親
第7章 タブーを排除すること、あるいは不安と恐怖について
第8章 「社会的な死」を招来しないための関係構造
第9章 ナラティヴ・コミュニティとしての病棟社会―言語と知覚、そして認識、それによる体験の内在化と排除
第10章 心理的支援への視座―小児がんの病棟社会の「状況・位相」から心理的支援とグリーフワークのありようを考える

著者等紹介

田代順[タシロジュン]
国際基督教大学大学院・教育学研究科(教育心理学専修)・博士前期課程修了(臨床心理学専攻)。成城大学大学院・文学研究科(コミュニケーション専攻)・博士後期課程所定単位取得後退学(臨床コミュニケーション専攻)。文教大学女子短期大学部、岩手大学等を経て、山梨英和大学人間文化学部・大学院教授。公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士。現専攻:1)臨床ナラティヴ・アプローチ(リフレクティング、リメンバリング、解決志向リフレクティング)、2)臨床心類学‐精神誌作成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たかこ

49
「病棟社会」という言葉。子どもがどのようにして病気と向き合い病院での生活に適応していくのか。母親は、病気の子どもがいる母親としての新しい役割をどうこなしていくのか。「患児の母親」は、病気理解とそれを子どもに伝え、ある意味「患児代理」としてきわめて負荷の高い役割をになう「社会的患者」である。病棟社会では、子どもの死にまつわる言葉は存在しない。「死に関わるもの・こと」を表出できない(しない)病棟社会を維持する文脈や暗黙ルールがあり、病気理解や認識…とても難しい問題。そして、亡くなった後での繋がり…2024/02/20

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