出版社内容情報
6000億円が闇に消えた住銀・イトマン事件。原点には住銀のブラックな経営体質があった!戦後最大の企業犯罪の真相と闇を抉る!戦後最大の企業犯罪の真相と闇!
戦後最大の経済事件、住友銀行・イトマン事件(90?91年)。全ての原点は住友銀行(本店・大阪)の収益至上主義経営にあった。“住銀の天皇”といわれた磯田一郎会長。住銀から中堅商社イトマン(本社・大阪)に送り込まれた河村良彦。イトマン=住銀から金を無謀な融資で引きだした闇の地上げ屋・伊藤寿永光。イトマンに巨額の絵画を売りつけた闇の実業家・許永中。4人を軸に、巨額の金が闇に消え、怪文書、裏切り、密約と暗闘が繰り広げられる。
また、この事件は住銀・イトマンに喰らいついた伊藤寿永光(=山口組)vs.その防戦にあたるフィクサー・佐藤茂(=稲川会)という東西ヤクザの代理戦争でもあった。明らかになる磯田のスキャンダル、河村の横領、関係者の謎の自殺、そしてイトマン消滅。わずか1年半あまりの間に6,000億円もの金が闇に消えてしまった、バブル経済の破綻を象徴する複雑怪奇な事件である。
稀有な経済犯罪の全貌から住友銀行の黒歴史を抉る!
序 章・東西ヤクザの代理戦争
第1章・住銀・磯田のブラック王国
第2章・イトマンの暴走
第3章・バブルの闇・絵画疑惑
第4章・内部告発状という紙爆弾
第5章・磯田辞任・伊藤解任の暗闘
第6章・隠された犯罪
第7章・住銀の暗部隠蔽作戦
終 章・男たちのその後の運命
有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。
経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。
著書には『日銀エリートの「挫折と転落」??木村剛「天、我に味方せず」』(講談社)、『非情な社長が「儲ける」会社をつくる』『海外大型M&A 大失敗の内幕』『社長解任 権力抗争の内幕』『社長引責 破綻からV字回復の内幕』(以上、さくら舎)、『リーダーズ・イン・ジャパン』(実業之日本社)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『創業家物語』(講談社+α文庫)、『異端社長の流儀』(だいわ文庫)などがある。
内容説明
戦後最大の企業犯罪の真相と闇!6000億円以上が闇に消えた住銀・イトマン事件。原点には住銀のブラックな経営体質があった!金と権力に取り憑かれた男たちの死闘!
目次
序章 東西ヤクザの代理戦争
第1章 住銀・磯田のブラック王国
第2章 イトマンの暴走
第3章 バブルの闇・絵画疑惑
第4章 内部告発状という紙爆弾
第5章 磯田辞任、伊藤解任の暗闘
第6章 隠された犯罪
第7章 住銀の暗部隠蔽作戦
終章 男たちのその後の運命
著者等紹介
有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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