小泉義之政治論集成 2<br> 闘争と統治

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小泉義之政治論集成 2
闘争と統治

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  • サイズ 46判/ページ数 363p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865031157
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0010

出版社内容情報

障害、福祉、精神医療、債務、BI、貧困などに向き合いながら〈別の生〉を開く統治論の新たなる展開。来たるべき政治のために資本主義と統治の根拠とその現在を批判し〈なに〉と〈いかに〉闘うべきかを問い続けてきた根源的にして戦闘的な哲学者による政治社会論〈全二巻〉

小泉義之政治論集成1 災厄と性愛

目次
はじめに
Ⅱ-1 運動/政治
 一九六八年以後の共産党――革命と改良の間で
 日本イデオローグ批判
 殺すことはない
 誰かの死だけが和らげる苦痛?
 配分的正義を――死の配分と財の配分
 戦争と平和と人道の共犯
 競技場に闘技が入場するとき
 老女と人形――現代における迷信と科学
 人工知能の正しい使用法――人間の仕事がなくなる危機を好機とする
 天気の大人――二一世紀初めにおける終末論的論調について
 啓蒙と霊性
 天皇制論の罠
 死骸さえあれば、蛆虫には事欠かない
 謀叛と歴史――『明智軍記』に寄せて
Ⅱ-2 統治/福祉
 包摂による統治――障害力テゴリーの濫用について
 統治と治安の完成――自己を治める者が他者を治めるように治められる
 多彩な療法の分散――その歴史と行方
 経済の起源における債権債務関係の優越的地位――『道徳の系譜』と『通貨論』
 残余から隙間へ――ベーシックインカムの社会福祉的社会防衛
 国家の眼としての貧困調査
 死に場所を探して
 モラリズムの蔓延
資本主義の軛――補足として
初出一覧
おわりに

著者:
小泉義之(こいずみ・よしゆき)
1954年札幌生まれ。専門は、哲学。立命館大学大学院先端総合学術研究科特任教授。
最近の主な著書:『あたらしい狂気の歴史―精神病理の哲学』(青土社、2018年)、『あたかも壊れた世界―批評的、リアリズム的』(青土社、2019年)、『ドゥルーズの霊性』(河出書房新社、2019年)、『フーコー研究』共編著、岩波書店、2021年)

内容説明

来たるべき政治のために資本主義と統治の根拠とその現在を批判し“なに”と“いかに”闘うべきかを問い続けてきた根源的にして戦闘的な哲学者による政治社会論。

目次

2‐1 運動
政治(一九六八年以後の共産党 革命と改良の間で;日本イデオローグ批判;殺すことはない;誰かの死だけが和らげる苦痛?;配分的正義を 死の配分と財の配分;戦争と平和と人道の共犯;競技場に闘技が入場するとき;老女と人形 現代における迷信と科学;人工知能の正しい使用法―人間の仕事がなくなる危機を好機とする;天気の大人―二一世紀初めにおける終末論的論調について;啓蒙と霊性;天皇制論の罠;死骸さえあれば、蛆虫には事欠かない;謀叛と歴史―『明智軍記』に寄せて)
2‐2 統治/福祉(包摂による統治 障害カテゴリーの濫用について;統治と治安の完成 自己を治める者が他者を治めるように治められる;多彩な療法の分散 その歴史と行方;経済の起源における債権債務関係の優越的地位 『道徳の系譜』と『通貨論』;残余から隙間へ ベーシックインカムの社会福祉的社会防衛;国家の眼としての貧困調査;死に場所を探して;モラリズムの蔓延)
資本主義の軛 補足として

著者等紹介

小泉義之[コイズミヨシユキ]
1954年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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耳クソ

19
政治についてあれこれ論争する際の前提となる資本主義を腐っているとすることは、相対主義ではなく、むしろ絶対に疑わ(れ)なければならない「リアル」を露顕させる本当の哲学である。いや、「リアル」はすでに露顕しているが、資本主義はあらゆる内臓機構によって粉飾する。粉飾のための「金融経済」「慰霊」「死刑」「大学」「人工知能」「反出生主義」「(反)オリンピック」「尊厳死」「治安」「福祉国家」「貧困調査」「環境保護」──あらゆる腐った「リアル」。それらを貫く哲学、思考回路は、本書を読むことで生成される。私を変えていく。2022/05/21

岡本正行

12
著者を知らなかった。哲学者なんだ。はじめ読み続けていると、左翼系の学者かと思ったが、そんなストレートな学者でもない。結構、深く考えている。哲学者だから当然とは思うものの、興味深く読むことができた。物を考えるうえで、参考になる。たまたま政治論集成Ⅱ、政治論でなく、まぁⅠも読みたい著者の本ではあった。図書館で借りた本で、予約が入ったので、大急ぎで読んだ。やはり本は、しんどくてもいい気によむのがいい。著者との対話みたいだ。考え方を吹き込まれ洗脳されるような本だ。いいほんではあった。2021/09/29

msykst

10
謎も多い。例えば『弔いの哲学』で論じられた<殺すことはない>という戒律は本書でも出てくるが、説明なく断言されて面食らう。配分的正義の話も正直理解できてない。ただ小泉義之の一番の面白さはここだと思う。何度も読み返して気づくのだが、時折示される謎めいた断言は終始論を一貫し、決して手放されない。故に読者を置き去りにしない。無論、「トラブル上等」なんだと思うし煽動も意識してるだろう。ただそれが呼び起こすのは即座の直接行動をというより、しつこく思考を諦めずにいる事によって保てる正気であり、それが生む何かな気がする。2023/04/22

kabuki o.

0
「米国の教育評価機関や文科省の審議会で新しい用語が持ち出されてから、各大学の事務方の末端がその用語を使い始めるまでの時間は、おそらく四十八時間を切っている。そうしてあっという間に、教員もその用語でもって語り始める。」2023/12/22

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