出版社内容情報
駒澤真由美[コマザワ マユミ]
著・文・その他
内容説明
精神障害当事者は、自ら体験してきた様々な「就労」の場をどのように意味づけているのか。「精神障害者」のラベルを貼られて生きるということをどのように捉えているのか。就労現場のフィールドワークと、「当事者との対話」によるライフストーリー・インタビューを重ねるなかで、法制度・支援システムと本人の行為の意味の複相性に着目し、彼らの「生の実践」を詳らかにした大作。
目次
序章 「リカバリー」と就労支援
第1部 「一般就労」とはどのようなものなのか(精神障害を開示して一般就労するとはどういうことか;精神障害当事者はなぜ就労移行支援サービスを受けているのか ほか)
第2部 「福祉的就労」とはどのようなものなのか(精神障害当事者は「就労継続支援A型」をどのように意味づけているのか;精神障害当事者にとっての「就労継続支援B型」とリカバリーとの関係)
第3部 「社会的就労」とはどのようなものなのか(精神障害者が働き続ける「社会的事業所」とはどのような場なのか;社会的事業所にたどりついた精神障害当事者の「生の論理」)
終章 精神障害を生きる当事者の「生の実践」
補論(精神障害者の就労支援をめぐる法制度の変遷と実践の歴史;障害者総合支援法下における就労制度の概要と課題)
著者等紹介
駒澤真由美[コマザワマユミ]
経営コンサルティング会社勤務時に夫と死別。その後、新規事業の立ち上げを任され、希死念慮を伴ううつ病を発症。退職して臨床心理、精神保健福祉を一から学ぶ。精神科病院や就労支援施設での実習を通じて、精神保健医療福祉と雇用に関わる制度・サービスに疑念を抱き、研究の道に進む。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2021年9月に立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科プロジェクトマネージャー(研究指導助手)、立命館大学生存学研究所客員研究員。本書が初の単書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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