内容説明
ふすまが開き、彼は部屋から出て来ました。両親から相談を受けて七年の歳月が経っていました…。それぞれがそれぞれの想いを持ちながら、お互いに想いを伝え、受け止め合うことができず、関係が切れてしまったケンジさんと父、母、弟。そして、そんな家族に関わるようになった私。今、書くことができる、ひきこもり支援の中身を全て書ききった渾身の書。
目次
第1章 事例の背景
第2章 家族が変われば、本人が変わる
第3章 家族からの相談への対応
第4章 私が変われば、本人が変わる
第5章 訪問について
第6章 本人が変われば、家族が変わる
第7章 本人との面談について
著者等紹介
芦沢茂喜[アシザワシゲキ]
ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士)。第1号職場適応援助者(ジョブコーチ)。国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程(社会福祉学)修了。信州大学大学院経済・社会政策科学研究科修士課程(経済学)修了。山梨県内の民間精神科病院等での勤務を経て、山梨県庁に入庁(福祉職)。中北保健所峡北支所、精神保健福祉センター等を経て、現在は峡東保健福祉事務所に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
事例の背景 家族が変われば、本人が変わる: 自分自身を責める母と本人を責める父 家族からの相談への対応: 悩みは持ち続ける これまでの相談状況を確認 私が変われば、本人が変わる 訪問について: 訪問について: 訪問前の準備 訪問時にすること 初回訪問で本人に伝えること 本人が変われば、家族が変わる: 選択肢の間を左右に揺れる想い 生活状況を確認する 生活の安定とは裏腹に、膨らみ続ける不安 本人との面談について: 本人と会えた時にどうするか? 座る位置について 本人から話される内容について2021/12/29
saiikitogohu
0
【母は相談に行っているのに、相談員のアドバイス通りにできない私達が悪い。そのことを相談員に伝えると、話を聞いてもらえなくなるのではないかと思いました。】17「相談で問題になるのは、本人が困っているのかが分からず、家族との関係もうまくいっていない場合です。…①本人に話しかけることができ、本人から返事がある段階、②本人に話しかけることはできるが、返事がない段階、③本人と話すこともできない段階】31【「変わりません」…「どうなったら、けんじさんの状況が変わったなと感じられるの思いますか?】422022/01/09