支援と物語(ナラティヴ)の社会学―非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって

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支援と物語(ナラティヴ)の社会学―非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865001136
  • NDC分類 369
  • Cコード C0036

内容説明

物語ることはわれわれをどこに連れて行くのか。個人と社会とのあいだに生じる「苦境への反応」を分析するとき、「物語」は非常に有効な手段となる。物語という最低限の概念枠組みを導入することによって、われわれに様々なリアリティや新たな問い、そしてそこにあるべき支援のかたちをもたらしてくれる。

目次

序章 支援の社会的文脈とナラティヴ・アプローチ
第1章 「贖罪の脚本」は頑健な物語たりうるか―ある更生保護施設在所少年の語りからの考察
第2章 自己物語のなかの精神医学的カテゴリー―複数の「治療対象」の位置づけをめぐる問い
第3章 医師は「行為する英雄」からどう変わるのか―二つの“尽くす医療”から考える
第4章 高次脳機能障害の生き難さを「聴く」ことの多面性―ピア・サポートの事例から考える
第5章 聴き手の不在という経験と“語り”の再開をめぐって―聴き手となることの倫理性とその可能性

著者等紹介

水津嘉克[スイツヨシカツ]
1964年生まれ。東京大学文学部社会学研究科博士課程(社会学専攻)単位取得退学。東京学芸大学教育学部専任講師を経て、同、准教授

伊藤智樹[イトウトモキ]
1972年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。千葉大学文学部助手、富山大学人文学部講師を経て、富山大学学術研究部人文科学系(人文学部)教授

佐藤恵[サトウケイ]
1966年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。桜美林大学国際学部専任講師、桜美林大学リベラルアーツ学群准教授を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポカホンタス

4
知人からプレゼントしていただいた。知人の論文は面白かった。出てくる事例がどれも、臨床で出会う人たちだったので、その人たちが社会学的にどのように分析されるのか、興味があったが、どうも臨床現場の人間からは、もの足りない気持ちがした。臨床と人文科学との壁はなかなかに厚い。2020/06/24

昌也

1
再読:第2章自己物語のなかの精神医学的カテゴリーは再読引用したい。櫛原克哉氏の論考2023/01/26

ckagami

1
さまざまな困難にあるひとたちを社会学のナラティブ・アプローチで研究する論文集。小説書きとして思うのは、ほんとうに、こういう困難をフィクションの作り手は軽率に物語にしがちだということ。ただ、本書のあとがきに小川洋子が引かれているように、社会学者の方々も別にそういう物語化を否定しているわけではない。「「語る」ことは幸福をもたらすとは限らない」、「沈黙の証人になる」聴き手の必要性など、深く納得した。2023/01/08

Go Extreme

1
ナラティヴ・アプローチ:人々が体験を記述するために発する言語の一部分を「物語」としてとらえ、分析する現論枠組み 物語:形態的には事象の連鎖 事象:物語における個々の出来事 主人公が語り手自身である物語:自己物語 反応としての物語行為 苦境:言葉で表せる困難な状況・自己イメージや未来に向けた行為の構え確保 やり尽くす医療 ヘラクレス的英雄→近代的な英雄 傾聴:専門職とクライアントとの権力的な関係による「指導」との対比 ピア・サポーター ドミナントな物語とオルタナティプな物語 生き難さを軽減できる物語模索2020/08/02

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