内容説明
自己を定義し定義され続け、他者との間に存在する差異に気付き意識するものとしての「留学」。台湾と日本との「旅」=移動の中から、歴史的に近代化及び国家の政策の重要な一部を担い、一方、近年の日本では就労との境界が急速に曖昧になりつつある留学の意味を問い直す!
目次
序章 ロケーションとしての留学
第1章 旅する文化
第2章 歴史・政治・対話的ロケーション
第3章 先進への憧憬
第4章 おとなしいということ―アジアのオリエンタリズムと女性性
第5章 本土経験―留学とアイデンティティ
第6章 ロケーションとしてのアジア
著者等紹介
塩入すみ[シオイリスミ]
東京学芸大学教育学部卒業。大阪大学大学院文学研究科修士。大阪大学大学院文学研究科博士課程、台湾国立政治大学教育学系博士課程。文学博士(熊本大学)。熊本学園大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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