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内容説明
16のとき。外科用メスを使ったのはそれが最初よ―。その完璧な美貌とは裏腹に、猟奇連続殺人で名を馳せた“ビューティ・キラー”ことグレッチェン。収監中の彼女が謎に包まれた過去を明かしはじめたと同時に、凄惨な死体が次々発見される。皮を剥がれ木に吊るされた男、黒焦げに焼かれた女。特捜班の刑事アーチーは事件とグレッチェンの関係を追ううち、戦慄の事実を知るが…。絶賛シリーズ第5弾!
著者等紹介
ケイン,チェルシー[ケイン,チェルシー] [Cain,Chelsea]
1972年アイオワ州のヒッピー・コミューンで生まれる。第一子を妊娠中に書いた『ビューティ・キラー(1)獲物』が新人としては破格の初版20万部で刊行され話題に。ポートランド在住
高橋恭美子[タカハシクミコ]
翻訳家。関西外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
27
シリーズ第5弾。恐ろしいラスト。私が彼と彼女だったら、地の果てまで逃げて姿をくらますだろう。グレッチェンの少女時代。相変わらずだらしなくてズルズルバサバサのスーザン。グレッチェンに関して平常心を失いまくる人々。アーチー担当の恐ろしい事件。だんだん面白くなっていくシリーズである。2016/09/15
shizuka_電気うさぎ
9
圧倒的リーダビリティ。キャラがどんどんいい意味での変化をしていて、且つこれでもかという残酷描写も健在。一層パワーアップしたと思う。クライマックスの畳み掛けは凄かったなぁ。アーチーもやられっぱなしではなくなってきた。いいぞ!(笑)今回はスーザンの母、ブリスがイイ感じをだしている。とんでもなく残酷で救いがないのに、なぜか健全な明るさがあり、加えてミステリーとしての構成も文句無し。もったいないからしばらく積んでいたけど、これで邦訳されている文を読んでしまって少々寂しい。次作の翻訳を切望。2015/09/18
ハムプー
7
遂に最終巻。グレッチェンの過去が、ほんの少し垣間見られる。スーザンの母ブリスが、いい味出しています。かなり、際どいけどこのシリーズ続編出たら、是非とも読みたいと強く思います。2014/06/12
しゃお
6
シリーズ5作目。しかしながらこの巻からシーズン2とも言うべきお話が始まります。それにしても巻を重ねるごとにこのシリーズは面白くなっていきますね。グレッチェンの過去の一端が見え、そしてアーチーのグレッチェンやスーザンなど女性陣に対する複雑な胸のうちも見えるなど、いろいろ展開を見せるのも面白かったです。ますますパワーアップしてくるシリーズに更に期待ですね。2013/10/17
Satoshi
5
グレッチェン・ローウェルシリーズの5作目。グレッチェンは前作に全くと言っていいほど登場しなかったせいか、本作では圧倒的な存在感。話の展開は1作目に似ているが、最後にグレッチェンが脱獄し、そのままになっているので、次作ではまた何らかの事件が発生することが伺える。また、スーザンのキャラクターも魅力的に描かれており、終始に渡り女性が強い。ただ、アーチーもグレッチェンと対等に渡り合っている感じなので、次作が楽しみだ。2016/06/27