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僕たちはガンダムのジムである

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784864910125
  • NDC分類 159
  • Cコード C0076

内容説明

本書は『機動戦士ガンダム』の量産型MSジムから、僕たち普通のサラリーマンの、これからの働き方について考える本である。アニメ『機動戦士ガンダム』というのは、僕たちが生きてきた企業社会の縮図である。僕たちは、「ガンダム」に登場するジムのようなものであるということに。そう、ガンダムではなく、ジムなのだ。装甲が弱く装備も貧弱。いつもやられる―。

目次

第1章 僕たちの「戦場」は今、どうなっているのか?(劣化する会社という名の「戦場」;やりたいことができない会社;「躁鬱」が激しい会社員の日々 ほか)
第2章 僕たちはこうしてジムになる(「主人公」だらけの現代日本;会社はジムで動いている;僕たちがジムになる理由1―学校教育と受験戦争 ほか)
第3章 僕たちジムのための人生戦略(僕たちジムはどう生きていけばいいのか?;自分の存在価値を再確認する;期待されていること、できることで仕事をする ほか)

著者等紹介

常見陽平[ツネミヨウヘイ]
人材コンサルタント、作家、大学講師、HR総合調査研究所客員研究員、株式会社クオリティ・オブ・ライフフェロー。1974年生まれ。北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒。一橋大学大学院社会学研究科修士課程に在籍中。講演、メディア出演などマルチに活動中。過激で歯に衣着せぬ情報発信が賛否両論を呼んでいる。学生時代に就職氷河期を体験後、新卒でリクルートに入社。2度の転職を経験後、フリーに。幼い頃からの「ガンダム」ファン。DJ、デスメタルバンドけだものがかりのボーカルとしても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つきかげ🌙

39
「普通」の人の働き方指南。タイトルが秀逸(ガンダム知らない人には意味不明かもしれませんが)。ようは社会においてガンダムになれる人は滅多にいないから、自分が「量産型ジム」である事を受け入れて、それでも頑張って生きていこう、働いていこうというお話。ノマドワーカーとかもなかなか安定した生活は出来ないよ、とか、転職しても希望の年収を得るには運と適切な時期がないと駄目だとか。会社では「やりたいこと」ではなく「やらねばならないこと」をやりなさいとか。「評価」だけでなく「評判」も考慮するとか。などなど書かれてました。2018/04/25

ぐっち

13
ええっせめてザコザクになりたかった…!!と思ってしまうタイトル。ある層の心をつかむいいタイトルだ。フレッシャーズ向けの企画棚から、おばさんが買ってゴメン。「われわれは1%のガンダムではない」と言われてほっとするし、ジムならではの生き残り方も提言してあってなかなかうなずける点が多い。ガンダム図版とその解説も多く、笑いながら読める。2013/04/13

とびほびこび

12
ガンダムにはガンダムの、ジムにはジムに相応する敵がいる。ビームライフルをザクに乱発するわけにはいかず、ビームスプレーガンではシャアザクは倒せない。相応に見合った敵と粛々と対峙することで均衡は保たれるのだとボールのパイロットは虚空を見上げる。教訓「コンスコンには近寄るな。」2013/02/08

スプリント

11
ガンダムの名場面やセリフを引用しながら働く若者へのアドバイスが書かれています。触れられている内容はありきたりですが、ガンダム世代には懐かしい場面が多く取り上げられています。ガンダム世代はもう若者ではありませんが・・。2018/08/12

やっさん

11
漠然と思っていたことが明確に言語化されている印象。「僕たち」というが、著者は既にジムではないけれど。市井の働く人への応援歌、安易な「ノマド」礼賛への警鐘、ブラック企業への義憤が満ちている。ファーストだけでなく、「逆シャ」まで例に取り、シャアの演説の中の「地球を棄てよ」≒グローバリズムの「日本を出よ」という「符合」の指摘には仰天! ジム・カスタムを目指して、普通に働こう。2013/12/12

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