出版社内容情報
移りゆく現代の生活を研ぎ澄まされた文体で描く、みずみずしい日本語散文の極致。晩年の未完長篇を初書籍化。解説:佐伯一麦
三浦哲郎[ミウラテツオ]
1931年、青森県生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。1955年、「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞を受けデビュー。1961年、『忍ぶ川』で芥川賞を受賞、同作は栗原小巻・加藤剛主演で映画化されたほか170万部を超えるベストセラーに。著作に『ユタとふしぎな仲間たち』『素顔』『少年讃歌』『白夜を旅する人々』『完本 短篇集モザイク』『師・井伏鱒二の思い出』など多数。
内容説明
文体の鬼、最後の連作短篇集。井伏鱒二や太宰治を経て、三浦文学は新しい私小説世界を切り拓いた。移りゆく現代の生活を研ぎ澄まされた文体で描く、みずみずしい日本語散文の極致。初書籍化。
著者等紹介
三浦哲郎[ミウラテツオ]
1931年3月16日、青森県生まれ。県立八戸高等学校を経て早稲田大学政治経済学部経済学科へ進学するも、50年に休学し、八戸市立白銀中学校で助教諭として教える。53年、早大第一文学部フランス文学科へ再入学。在学中の55年、同人誌「非情」掲載の「遺書について」を改稿改題した「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞を受賞しデビュー。卒業後の61年、「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。76年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、83年『少年讃歌』で日本文学大賞、85年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、90年「じねんじょ」で川端康成文学賞、91年『短篇集モザイク1 みちづれ』で伊藤整文学賞、95年「みのむし」で川端康成文学賞を受賞。2010年8月29日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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