ユーラシア・ブックレット 黒澤明と「デルス・ウザーラ」

ワシーリエフ，ウラジーミル【著】/池田 正弘【訳】

東洋書店（2015/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 63p／高さ 21cm
• 商品コード 9784864591935
• NDC分類 778.21
• Cコード C0336

目次

第１章　「デルス・ウザーラ」への第一歩（脚本をめぐる争い；完璧主義者の片鱗　ほか）
第２章　撮影開始（クロサワがゴミ掃除？！；このようにして「デルス・ウザーラ」は生まれた　ほか）
第３章　完成までの長い道のり（１９７４年１０月１２日、トラ登場；ソローミンの抗議　ほか）
第４章　再びモスクワへ、そして別れ（１９７５年７月１９日、モスクワ国際映画祭；クロサワ、ソ連映画界の欠点を指摘　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yoneyama]

ソ連ロケの黒澤映画1973「デルスウザーラ」の助監督を務めたワシーリエフによる、ロケの一部始終の話。映画は5回以上は見たお気に入り。当初、黒澤の脚本がジミだと言われた話や、同作映画がすでにソ連で2本も撮られていたとか初めて知る。何故この時代のソ連でロケができたのかとかも、やはり巨匠として認められていたからなんだ。この元文は、NHKロシア語TV講座2009年のテキストに連載したものらしい。NHK語学テキストの巻末連載は結構おもしろいんだよね。東洋書店は倒産で図書館本。

2022/11/25