特捜神話の終焉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864100311
  • NDC分類 327.13
  • Cコード C0095

内容説明

被告人・元被告人と元検事が語り尽す知られざる検察の世界。ライブドア事件、キャッツ事件、外務省背任事件の真相から、小沢一郎・陸山会の政治資金事件、政権VS検察、2000年代特捜検察の惨状まで、検察の正体を撃つ対談集―。

目次

序章 検察問題を基本的に理解するために(刑事事件捜査の一般的な流れ;検察独自捜査とは ほか)
第1章 ライブドア事件―誤解され続けた真相(ゲスト・堀江貴文)(ライブドア事件の概要;対談・あまりに情緒的な懲役二年六カ月という実刑判決 ほか)
第2章 キャッツ事件―会計を理解できない検察と司法(ゲスト・細野祐二)(キャッツ事件の顛末;対談・逮捕とは有罪を意味する ほか)
第3章 検察擁護論を必要とする時代の到来(ゲスト・佐藤優)(外務省背任、偽計業務妨害事件の顛末;対談・検察は権力か?それとも公益の代表者か? ほか)
第4章 検察再生のために(対談を終えて;二一世紀特捜検察の惨状 ほか)

著者等紹介

郷原信郎[ゴウハラノブオ]
1955年生。名城大学教授・コンプライアンス研究センター長。弁護士。東京大学理学部卒。83年、検事任官。東京地検検事、公正取引委員会事務局審査部付検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事などを歴任。2006年、検事を退官、弁護士登録。08年、郷原総合法律事務所を開設。09年、総務省顧問に就任。企業や組織におけるコンプライアンス問題の第一人者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どりたま

1
この本は「検察問題の基本」から書かれているので、検察と警察の仕事の違いのわからない私みたいな人でも読めるようになっています。この本の前に同著者の「検察が危ない」を読んだ時はよくわからなかった。3人との対談形式の本なので、タイトルの「特捜神話の終焉」と離れて経営、会計、外交などの話が多い。特捜検察が非常に危険な状態にあるというのは、この本よりも前作の「検察が危ない」を読んだ方がよいと思う。2010/10/14

ももぞう

0
特捜=正義とおもってた。新聞で報道されるのもほとんど信じてた。 でも、一面だけなんだってことがよくわった。2014/09/12

senahate

0
元検察官の郷原さんが、冤罪の疑いがある三人と対談した一冊。 なんといっても検察のいい加減さにビビる。ライブドアの事件、なんで警察は月曜日にガサ入れしたのか。あんなに株式市場を大混乱にした責任は大きい。 そもそも、刑罰ってなんの為にあるのか。やはり、社会の秩序を維持するためにある。だから、検察は捜査による社会秩序が大きく乱れるのは考慮に入れないといけない。でも、本書で郷原さんは、検察に経済を考えれる能力は無いと言う。 どうしたもんか。。2011/08/31

お茶

0
特捜という未知の領域について一般人に分かり易く説明してくれた良書。一般国民が非常にマスコミに影響されやすいものだという事を改めて感じた。検察は正義だなんて初めから思っちゃいないけど、利権やプライド等のはっきりいって良く分からない事がぐちゃぐちゃしている事は感じた。2011/06/20

takachan

0
本来のテーマよりも、民主党と検察の関係の話が興味深かった。2011/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/614614
  • ご注意事項