内容説明
これは、人生の「強化書」だ。札幌の若者よ、視野を広げろ。札幌出身の気鋭の人材コンサルタントが若者の魂を揺さぶる。
目次
第1章 内地コンプレックスをこえて視野を広げよう(その魚は釣れず、ヒーローは札幌を救わなかった;大ヒットドラマ『北の国から』が描く世界の本質 ほか)
第2章 働くということについて、今から考えておくべきこと(なぜ、働くのだろう?;仕事って何だ? ほか)
第3章 今、起きている変化を意識しよう(3・11は日本をどう変えたか?;「グローバル化」とは何か? ほか)
第4章 札幌の若者に、今取り組んでもらいたいこと(「外向き志向」で行こう;自分の色を磨こう ほか)
著者等紹介
常見陽平[ツネミヨウヘイ]
人材コンサルタント、大学講師、著述業。宮城県仙台市生まれ、北海道札幌市出身。札幌南高等学校卒業後、一橋大学社会学部に進学。転学部し商学部を卒業。就職氷河期時代の就活の後、株式会社リクルート入社。通信サービス、とらばーゆ編集部、トヨタ自動車との合弁会社、じゃらんnet編集部などを経た後、玩具メーカーに転職し新卒採用担当に。その後、人材コンサルティング会社である株式会社クオリティ・オブ・ライフに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sr-yama
2
私個人違和感を感じていたことを正面から切り込んだ著作。帯書きに「札幌の若者よ、視野を広げろ!」とあるが、同感である。ただ「内地」連呼には違和感あり。 2012/08/17
mosak15
1
著者が昔の自分にこの本を送りたいという考えで書かれたそうです。地方には多くの人々が思い浮かべる出世コースを理想とする人間が多い、これに意見することから主張は展開されていきます。広く視野を持て、という言葉が力強く伝わってきました。2012/10/24
かくさん
1
筆者の考え方というかメッセージはよくわかるが、同じようなことを繰り返し書かれていて、自分の意見を押し付けすぎのような感じもした。たしかに、内地にでるのは刺激になり良いことなのかもしれないが、道内に残ったときの良い側面も書いて比較するとさらにおもしろいのではないのかと感じた。2012/08/23
アルデバラン
0
筆者も文中で述べているが、ここまで範囲を狭めたキャリア論も珍しいのではないだろうか。何しろ地方や県ではなく、「市」のレベルまで狭めているのだから、なかなか面白い題名だと思った。あくまで札幌市民である16歳に向けて語りかけているようであるが、それに該当しない私のような者でも読む価値のある内容ではあった。ただ、詳しく知りたいのであれば、筆者の他の著作も読んでみた方がよいかもしれない。北海道とはどのような土地なのかが垣間見える点もよかった。北海道に対する親近感を持つことができたように思う。2011/12/07