真龍馬伝―現代語訳汗血千里駒

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863960374
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0021

内容説明

この閉塞の世の中に龍馬を甦らせたい―自由民権運動の壮士・坂崎紫瀾は、明治政府の薩長藩閥専制を打破すべく、幕末に維新の礎を築いた坂本龍馬を小説でよみがえらせた。NHK『龍馬伝』第一回の冒頭のシーンで、岩崎弥太郎に龍馬の真の姿を取材する記者こそ、この紫瀾である。歴史に埋もれつつあった龍馬を闊達で先見性のある闘士として描く『汗血千里駒』は、明治政府を撃つとともに、後世の鑑たるヒーロー像を造った。著名ではあるが今まで読まれることの少なかったこの日本で最初の龍馬伝を、当時の文体の美しさをそのまま残しながら、わかりやすい現代語に訳す「歴訳」で、よみがえらせる。

著者等紹介

金谷俊一郎[カナヤシュンイチロウ]
歴史ナビゲーター・東進ハイスクール日本史科講師。京都府出身。東進の人気講師で、入試問題の「的中王」としても名高い。歴史を「なぜ」と「流れ」で語るスタイルはマスメディアでも評価が高く、入試指導、著述活動以外にも、テレビ出演、講演会などで活躍。歴史的な日本語作品を、文体の美しさをそのまま残しながら、わかりやすい現代語に翻訳する“歴訳家”でもある

坂崎紫瀾[サカザキシラン]
1853年(嘉永6)~1913(大正2)。明治期に活躍した自由民権家・ジャーナリスト。土佐藩医の子として江戸の土佐藩邸に生まれる。維新を経て自由民権運動に身を投じる。高知に戻って「高知新聞」の主筆となり、維新の志士を描く小説連載を開始、評判を得る。民権運動弾圧で投獄されるなどした後は、維新史研究などの執筆活動を中心とし、様々な新聞に連載をもった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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コロ助さん

1
歯切れのよい文章でリズムよく読めました。がしかし事実とは違う事が書いてあったり、わけの分からない人が出てきたり、難しい言葉が出てきたりで途中から大変でした。龍馬が大好きなら読んでみては2011/07/03

Kemmel

0
最初の坂本龍馬英雄譚となる「汗血千里駒」の歴訳本。あらすじは一般的に知られている龍馬物語そのもの(一部現在では訂正が入っている内容もありますが...)。 文脈は中国の歴史英雄譚といった感じ。龍馬の描かれ方も三国志の関羽みたいな豪傑感が漂い、現代の龍馬のイメージとは違いちょっと戸惑う。 明治16年の連載時、英雄描写された龍馬物語を生前の龍馬を知っていた人々はどんな風にとらえたのか、気になるところ。2012/09/02

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