内容説明
失敗して反省して、また失敗、また反省、その繰り返し。だから日本史はおもしろい。古代から現代まで、日本史を「失敗」で語る。
目次
失敗と反省から「次の決断」をとらえる
狭い平野、めまぐるしい気候。安定した食糧確保に失敗した先史時代。
呪術的支配の限界を武力で克服。ヤマト政権は武器原料を求めて朝鮮へ。
渡来人の重用、仏教の導入。天皇をも超えようとする蘇我氏の傲慢。
蘇我氏を滅ぼした中大兄皇子。「改新」の真の姿は極端な独裁政治。
独裁改め皇親政治で中央集権。官僚的貴族・藤原氏が姻戚作戦を展開。
奈良時代は藤原VSアンチ藤原。権力闘争の激化の果て仏教依存政権に。
仏教勢力を断ち切る平安遷都。津令復興に燃える桓武政権の財源問題。
強大な天皇権力をセーブする!?摂関政治確立、藤原氏の「わが世の春」
摂関政治骨抜きの大技・院政。法皇警護の平家の武士が政治の全面に。〔ほか〕
著者等紹介
金谷俊一郎[カナヤシュンイチロウ]
歴史ナビゲーター・東進ハイスクール日本史科講師。京都府出身。東進の人気主力講師で、入試問題の「的中王」としても名高い。歴史を「なぜ」と「流れ」で語るスタイルはマスメディアでも評価が高く、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)「全国一斉!日本人テスト」(フジテレビ)「新説!?日本ミステリー」(テレビ東京)などに出演、コメンテーターとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みやすこ
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★★★★★大学入試でも参考になると思う。流れが分かりやすく書いてあり、1日で読める。入試で日本史をかなり勉強したつもりだったが、知らないことが多かった。2015/01/26
読書トーシロー
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▼焦点は日本史を覚えることなのでしょうから、「失敗」を他山の石としたビジネス書的な要素は見当たらないように思います。んで、歴史が苦手だった人がこれを読んで覚えられるかといったら、きっかけ程度かと。2013/06/09
○△
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★★★☆☆ 日本史の流れがわかる。そのときどきの事件・政策の背景をわかりやすく解説している。2010/05/15