内容説明
失われた20年で自信を失った日本。しかし、それゆえに日本の世紀がやってくる!辺境ゆえの劣等感が国家を繁栄に導く。帝国ゆえの優越感が国家を衰退させる。壮大なビッグヒストリーが魅せる画期的論考。
目次
第1章 なぜエジプト・アッシリアは覇権国でなくバビロニア・ヒッタイトは覇権国なのか?
第2章 持続する劣等感こそ覇権国家の礎―ローマ軍は初めから強かったのか?
第3章 なぜイギリスの覇権は二百年続いたのか?
第4章 帝国の論理と覇権の論理―アメリカはなぜ軍事大国に変質したのか?
第5章 なぜ二一世紀の覇権国は日本なのか?
著者等紹介
増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で、建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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omatsu
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エジプト、アッシリアの時代から、軍事帝国と(経済)覇権国との違いを中心に、辺境に位置する国家こそ覇権国になっていくのだという論点。辺境という概念に少々納得できない点もありましたが、辺境国日本の実力を古代からの実例をあげながら論拠していく構成である。まあまあ、面白いといえば面白い。日本にもいい未来があることが述べられています。日本人の謙虚さが大勝をしないが、地道な(経済)覇権国への道である。最後に普通の本だと思って買ったのですが...幸福の科学出版社の書籍でしたのでびっくりしました。とても、面白かったですよ2013/01/26