内容説明
危惧される円高、医療制度、生活格差、年金問題の真実がわかり、日本人が購入すべき株、将来性のある企業、不動産投資への展望もみえてくる!人気経済アナリストが解説する中高生のうちから読んでおきたい経済の本。
目次
1 世代論ってうさく臭くない?
2 ナントカの一つ覚えの悲観論を割り引くと真実に近づく
3 税制はシンプルがベスト、政治家は日替わりメニューがベスト
4 だからこそ「国家破綻」はありえない
5 インフレ・デフレとカネ持ち、モノ持ち、貧乏人
6 円高・円安とか、経常収支ってふつうの人間に意味があるの?
7 経済は自衛が基本、あなた任せは大けがのもと
著者等紹介
増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホブキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で、建設・住宅・不動産担当アナリストを務める。現在、株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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犬こ
20
女子高生と経済学の先生が、経済についての質疑応答、会話形式で話が進んでいくので、入り込みやすいです。円高、インフレ、少子化に伴う人口減少、年金問題、アジア圏の急成長による今後の日本経済など、素朴に知りたいところが、とても分かりやすく知れました。2015/04/30
グスタフ
2
どのメガネを通して、今起きている事象を観察し、解釈を行うか。その違いによって、経済の評価というのは180度変わってしまう。利益率を高くすることに最大の価値をおく資本主義ではなく、企業がだんだん儲からなくなるのは当然だと考える市場経済の尺度で測ると、この日本は最先端を進んでいることになるそうだ。残念ながら、どちらが正しいのかは自分には判断がつかない。筆者は5年から10年で自分が正しいことが証明されるだろうと確信しているようだ。お嬢さんが、全然女子高校生っぽくないのはご愛嬌。2012/07/08
プリュス
1
《リード》世間の常識とは反対の目線で経済の仕組みについて分かりやすく教えてくれる本《内容》インフレ/デフレ、円高/円安、少子高齢化、国債などについて。《コメント》資本主義的な見方、市場経済的な見方とまったく違う見方がある。世間の常識をそのまま受け取るのではなく、経済の仕組みを理解して考えることが必要。2015/05/30
バグラチオン作戦
1
いろいろな意味で目が覚めた。 欧米の新自由主義が行き詰っている。日本人は平均して頭がいい民族であり、エリートは頭でっかちで役に立たないと思っているのが素晴らしい。日本に英雄はいらないのだ。2013/04/01
jieotaka
1
インフレ歓迎してる人に読んで欲しい一冊。2012/07/13