出版社内容情報
四代将軍徳川家綱の跡目争いの裏には権力闘争と暗殺の嫌疑が! 奥医師・蒼月院祐庵が見た江戸城の真実。奥医師シリーズ第一弾!
内容説明
長崎で医術を学んだ蒼月院祐庵は日本橋で行列のできる診療所を開業。貧しい者には無償で診療する傍ら、金持ちからはしっかり診察料をいただく主義である。時は徳川四代将軍家綱の頃、江戸城では体の弱い将軍を操る「下馬将軍」こと大老酒井忠清と、館林侯綱吉を擁立し政権交代を目論む老中堀田正俊の争いが表面化。大老酒井に請われ奥医師となり、病床の家綱の命を託された祐庵。大奥を巻き込む暗殺の企みに巻き込まれた祐庵にも魔の手が。書き下ろし時代小説。
著者等紹介
北川哲史[キタガワテツシ]
1946年、兵庫県に生まれる。テレビ番組「長七郎江戸日記」「三匹が斬る!」「江戸を斬る」「八百八町夢日記」「遠山の金さん」などのシナリオを執筆。脚本家として活躍した後、時代小説家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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