静山社文庫
池田勇人VS佐藤栄作―昭和政権暗闘史〈3巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863890336
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

内容説明

安保改定後の不穏な世情のなか、“経済政治”を掲げた池田内閣が誕生した。「十年で所得倍増」を高らかに謳う池田勇人は、派閥力学をたくみに操り、実力者の挙党体制をつくりあげる。しかし、総裁三選を機に、それまで雌伏の時を過ごしていた佐藤栄作がついに反逆。吉田学校の好敵手二人は全面対決へ突入し、次世代の田中角栄、大平正芳を巻き込んだカネまみれの政治がはじまった―。シリーズ第三弾。

目次

第1章 経済内閣あらわる
第2章 実力者たちの策動
第3章 保守激突の金権総裁選
第4章 権謀術数の後継裁定
第5章 長期政権の戦略人事
第6章 沖縄返還の闇

著者等紹介

大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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α0350α

5
昭和政権暗闘史というイメージ通りの内容でした。池田佐藤2人のすごさはもちろんのことやっぱり田中角栄が目立ちますね。続いて4巻を読みたいところですが、6巻しか持ってないので早く手に入れたいです。2016/04/28

1
池田勇人と佐藤栄作は学生時代からの友人。そのふたりが総理の座を争って後世まで語られるようなバラマキ作戦を使うまでに敵対するんだから、やっぱり総理の椅子には恐ろしい魔力があるんだとしか思えない。このシリーズは発刊されているものは全て読んだけど、この巻が一番ドラマティックな感じがした。2011/10/16

大典太

0
五高受験の際にたまたま下宿が同じになり、それぞれの役所で不遇な役人生活、戦後は一転してともに次官から政界進出、吉田学校の優等生へと。まさに好敵手ですなあ、この二人は。 しかし、私が本書で一番感銘を受けたのは、池田・佐藤ではない。総理・総裁の座を巡って抜き差しならない対立に陥った両者の間で見事に政権禅譲を実現させ、もう一人の実力者・河野一郎も党から離脱させなかった大平正芳の手腕だったりする。2014/02/25

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