出版社内容情報
立川談志が全編書いた大好評落語シリーズ第三弾。「木乃伊とり」「花見の仇討」「芝浜」他12席。全作品に家元の落語家論付き!
内容説明
「美談の『芝浜』は基本的に“落語”に非ず」。「木乃伊とり」「花見の仇討ち」「芝浜」など他12席を収録。全作品に家元の落語家論付き。
著者等紹介
立川談志[タテカワダンシ]
1936年、東京都に生まれる。本名、松岡克由。十六歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。十八歳で二つ目に昇進し、「小ゑん」。二十七歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
32
最近、硬い本が続いたので骨休みに談志の「イリュージョン落語」。シモネタ、差別用語、駄洒落、ナンセンスギャグ等のオンパレードに笑わせてもらいました。一部の時節ネタは意味がわからなくなっているものの、毒気と勢いは健在。テレビやラジオ、新聞などマスコミの自主規制が広がっているから余計に面白く、新鮮に感じるのかもしれません。2015/12/16
gtn
15
例えば「堀の内」で馬鹿を演じるが、どこか理屈っぽい。むしろインテリに見える。談志そのものが現出している。談志は、先代権太楼のナンセンスをイリュージョンと称し、讃嘆するが、自身の表現がその境地に至っているとはいいがたい。談志当人が最高の見巧者なだけにつらい。2018/11/06
サンジ@灯れ松明の火
6
やっぱり『芝浜』は最高でぃww年末NHKの談志追悼番組の『芝浜』聴いたら号泣してしまった。多分ユーチューブにもアップされてるから気になる方はだまされたと思って聴いてみねぇwwべらぼうめぇ(笑)2012/03/16
悠々人
4
うん、談志の『芝浜』は最高ですね。 本を読みながら涙を流しました。2014/10/08
やまねっと
3
立川談志の落語、3巻目。「弥次郎」、「ずっこけ」なんかが面白かった。やっぱり馬鹿馬鹿しいのがいいよ、落語なんてえのは。「堀の内」なんかはイリュージョン全開で吹き出してしまった。2019/03/24