出版社内容情報
吉田茂と鳩山一郎。宿命のライバルによる権力奪取の死闘がはじまった!
新たな視点で昭和の政権闘争の光と闇を描くシリーズ刊行開始!
内容説明
敗戦後、首相就任を目前に公職追放となった鳩山一郎は、党首の座を密約の下に吉田茂に禅譲した。GHQをバックに「日本独立」の悲願を果たした吉田は、長期政権を敷く。自衛隊設置、安保条約調印、抜き打ち解散…独断専横が続く吉田のワンマン政治。追放解除後、病に倒れた“悲劇の宰相候補”鳩山は、政権奪取を誓って謀略と偽計の渦巻く権力闘争を繰り広げる。宿命のライバルの政権闘争を光と闇の両面から描くシリーズ第一弾。
目次
第1章 譲られた政権党首の座(鳩山の決意「日本を議会政治で再建しなければ」;戦争反対で一致していた鳩山と吉田 ほか)
第2章 ワンマンの知略(「日本が軍備をもたなくとも、アメリカが守ってくれる」;「自衛のためという口実のもと、軍隊をもつ可能性がある」 ほか)
第3章 悲劇の宰相候補(「暴力革命を明らかにした以上、共産党を許すべきではない」;「この新設部隊は、軍隊ではない」 ほか)
第4章 謀略と偽計の権力闘争(三木の決心「力ずく以外ない」;共産党を斬りまくる「反共抜刀隊」構想 ほか)
第5章 吉田王国の崩壊(「吉田さんはオポチュニスト、便宜主義者でした」;「おれはきみを総理にしなければ死ねないのだ」 ほか)
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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