内容説明
どんな障害があっても、どこでも、だれでも、安全・安心に地域で快適に生きていくことができる国づくりを!研修機関申請から認証までに立ちふさがった「壁」をどうクリアしたか。法制化した医療的ケア研修をいかに拡げるか。24時間、地域で、医療的ケアが必要な人たちの支援の連携をどうつくっていくかなどの課題を明らかにする。
目次
第1章 特定(第3号)研修の経験と課題をいかに拡散するか(医療的ケアの歴史と特定対象(第3号)研修の法制化
「法制化」へのプロセス 違法性の阻却と法制化
研修登録機関申請のプロセスと自治体の対応(兵庫県の場合)
第3号研修の実際と工夫(基本研修)
実地研修のやり方 指導看護師の経験から
指導看護師等をいかに増やすか。その条件と登録の仕方
適切な試験問題の作成について 経験からの考察
第3号研修での医師、看護師の役割と連携
第3号研修にかかわる研修費の支援
教員養成系大学の登録研修機関への登録について)
第2章 今、どうしたら第3号研修がひろがるか―各地からの報告(大阪―医療的ケアに市民権を!;千葉市―民間の第3号研修機関の立ち上げから軌道に乗るまで;沖縄―自主研修事業からスタート、離島までを視野に;東京―喀痰吸引等研修(第3号研修)の現状と課題
神奈川―法制化以前の蓄積と第3号研修の進捗状況
京都―登録研修機関連絡会で統一的な研修
京都―乙訓圏域障がい者自立支援協議会「医療ケア委員会」の取り組み)
著者等紹介
高木憲司[タカギケンジ]
前厚生労働省専門官・和洋女子大学准教授
杉本健郎[スギモトタテオ]
NPO法人医療的ケアネット理事長・すぎもとボーン・クリニーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。