感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
12
ここでいうプレイングというのは、揺らぎや幅のような意味でのプレイングである。近代化し、資本主義の高度化が進むにあたり、時間をはじめとして様々なものが統一されていき、人間もその例外ではない。現代では人間も規格化されているなかでも、その人間の揺らぎを見る。2017/07/17
らむだ
1
“惑星社会における人間と意味”という副題が示している通り、社会における人間、とりわけ個としての人と現代社会との関係を考察した一冊。多重/多層/多面的に論が広がっていくので、一度に全ての文意を捕まえることは難しかった。時間と空間の論は比較的理解しやすいか。決して易しい内容ではないが、丁寧に読み進めることで、少しずつではあっても理解が深まっていくのだと思う。2013/11/12