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内容説明
ハリソンの正体が19年前に誘拐されたイギリス貴族の娘を探している弁護士だと知るよしもないメリー・ローズは、いつしか彼に激しく惹かれてゆく。一方牧場で暮らしはじめ、アダムら四人の兄と彼女の強い絆を目のあたりにしたハリソンは、ある決断とともに兄妹に真実を告げ、モンタナを後にする。遠い異国で自分を待つまだ見ぬ父と、愛する男―すべてを知ったメリー・ローズはハリソンを追いロンドンへと向かうが、そこで待っていたのは、温かく愛に溢れた牧場の生活とはあまりにかけ離れた世界だった…。全米ミリオンセラー作家が西部開拓時代を舞台に贈る、感動のヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
ガーウッド,ジュリー[ガーウッド,ジュリー][Garwood,Julie]
ミズーリ州カンザスシティ生まれ。1985年のデビュー以来、数々のヒストリカル・ロマンスやロマンティック・サスペンスを発表。その多くを『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストに送りこみ、長年にわたり人気作家としての不動の地位を誇っている
細田利江子[ホソダリエコ]
佐賀県出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyuki_fsog
14
あ~面白かった♪ロマンスよりも5人の兄妹の愛がたまらない(≧∇≦) 上下刊ともに 時々語られる幼い頃のエピソードや 兄妹がママ・ローズに宛てた手紙が何とも愛おしい❤ 続編2作でお兄ちゃん達のロマンスが読めるとの事♪楽しみです♪ヽ(´▽`)/2017/09/21
choco
8
ごみ溜めに捨てられた赤ちゃんをストリートキッズ四人が拾って育てる…という設定に惚れて読みました。どこぞの3兄弟に嫁1人の展開が頭を過りましたがこちらは大きくなるまで4人で丁寧に愛情一杯に育てます。間延びした展開もありますが、本当の親元に戻った時など逸話がてんこ盛りで楽しめました。それにしても、ストリートキッズは上手に妹を育てたなあ。2016/01/23
Yoko
7
物語の構成がすばらしい。作中に語られない兄弟たちがメリー・ローズと生き抜いた空白期間を、兄弟たちのまだ会わぬ母に宛てた手紙を所々に挿むことで垣間見させる。その手紙が本当にたわいなくもあり純真でもあり、兄弟たちの思いや絆がにじみ出るもの。ヒロイン以上に彼女を囲む男性たちが魅力的な、そんな作品でした。続編はその兄弟たちがメインのようで楽しみだ。2015/02/25
いっちん
6
【クレイボーンシリーズ1作目】家族の絆がとても強くてよかったけど、やっぱりいつものジュリー・ガーウッド作品の方が好きかな。2015/06/21
たまきら
6
捨てられていた赤ちゃんは、実は貴族の娘だった!…彼女の渡英をしぶる兄ちゃんズ、弁が立つ男子、娘をイギリスにとどめようとするオトン…男性の思惑をやさしく受け止め、受け入れようとする彼女だけど…。もう、男性の傲慢さ、身勝手さにいらいらしたことのある女性ならこの気持ちわかる!だと思います。もうね、おばちゃんこの子がかわいくてかわいくて。そして素敵なお兄ちゃんたちに幸あれ!ママもね♡2015/01/05