南方熊楠 記憶の世界―記憶天才の素顔

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南方熊楠 記憶の世界―記憶天才の素顔

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  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784863300620
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

博物学者、生物学者、民俗学者として数々の優れた業績を残した南方熊楠(1867‐1941年)の生涯は、数々の「伝説」に彩られている。小学生の頃に『和漢三才図会』や『太平記』を丸暗記してノートに筆写した。そして、その驚異的な記憶力は晩年においても衰えることがなかった、などと言われている。しかし、これらは事実であろうか?本書は、南方熊楠の「記憶」の問題に光をあて、様々な「伝説」を排して熊楠の「記憶」の実態を明らかにしようと試みる。さすがの熊楠も40代なかば頃から記憶低下に悩み、それに懸命に対処しようとする姿も描かれている。さらに、彼の「記憶」と「学問」とがどのように関与していたのか、という問題の一端も解明しようとした野心的快著!

目次

第1章 南方熊楠の記憶伝説―三つの伝説の再検討
第2章 南方熊楠の記憶の実態
第3章 南方熊楠の記憶方法の概略―記銘・保持・想起
第4章 南方熊楠の記憶低下の自覚とその要因
第5章 南方熊楠の記憶低下とその対処法
第6章 南方熊楠の和文論文の役割―和文論文外部記憶装置説の試み
第7章 南方熊楠の記憶構造―和文論文の検討を通して
第8章 南方熊楠の学問分野の重心移動―民俗学から植物学へ
終章
附論 南方熊楠の周期的不快と「田辺抜書」

著者等紹介

雲藤等[ウンドウヒトシ]
1960年、北海道三笠市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程(日本史学専攻)、放送大学大学院文化科学研究科修士課程(教育開発プログラム)、早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程(日本歴史論)修了。博士(学術)。専攻は、日本近代史・認知心理学。現在、早稲田大学日本地域文化研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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