内容説明
イタリア、ピエモンテ州の小村に生まれ、フランス革命前後にパリ、ロンドンで活躍した、古典派期を代表するヴァイオリン音楽家ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755‐1824)。ベートーヴェンら古典派の巨匠達に多大な影響を与え、ヴァイオリン奏法に画期的進展をもたらし、「近代ヴァイオリン奏法の父」と評される。その波乱に富んだ生涯と数々の業績を詳細かつ分かりやすく解説した、本邦初の本格的評伝。
目次
第1章 フォンタネット・ポ
第2章 トリノ
第3章 パリ
第4章 ロンドン
第5章 シェーネフェルト
第6章 ギルウェル・パーク
第7章 再びロンドン、パリ
第8章 ヴィオッティの音楽
第9章 ヴィオッティの復活
参考 ヴィオッティの音楽CD
著者等紹介
菊池修[キクチオサム]
1940年埼玉県生まれ。1969年東京教育大学大学院修了(理学博士)。現在、筑波大学名誉教授。筑波大学を退職後ヴィオッティの生涯に関する調査に着手。ヴィオッティの故郷フォンタネット・ポ村、ヴェルチェッリ市をたびたび訪問。現地の新聞LA STAMPA紙のインタビューを受け、ヨーロッパ各地を廻ってヴィオッティを研究する日本人として紹介される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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