英国高速鉄道ハットフィールド脱線事故の真相―レールの金属疲労は何故起こったか

英国高速鉄道ハットフィールド脱線事故の真相―レールの金属疲労は何故起こったか

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  • サイズ A5判/ページ数 172p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784863300040
  • NDC分類 686.7
  • Cコード C3053

内容説明

英国の幹線鉄道を長期間マヒさせた2000年の鉄道脱線事故。その原因を事故調査委員会の報告書やレールの破壊現象に関する海外の膨大な文献をもとに、金属疲労・破壊力学的観点から徹底検証!鉄道関係者のみならず、金属材料学や材料力学・破壊力学を専門とする技術者必携の書。

目次

第1章 英国ハットフィールド脱線事故
第2章 ハットフィールド脱線事故の考察
第3章 ハットフィールド脱線事故レールの調査結果
第4章 鉄道用車輪とレールの疲労損傷―世界各国の鉄道の課題と用語(Terminology)
第5章 鉄道用レールの曲げ応力―軌道剛性・軸距・台車中心間距離・摩耗の影響
第6章 レールの疲労損傷の破壊力学的解析1―Kidney‐Shaped Fatigue Crack
第7章 レールの疲労損傷の破壊力学的解析2―転動疲労亀裂の発生限度線図
第8章 レールの疲労損傷の破壊力学的解析3―レールの転動疲労亀裂の進展

著者等紹介

平川賢爾[ヒラカワケンジ]
大分県生まれ、三重県立宇治山田高校、京都大学工学部出身。専門分野、材料力学、材料強度学、機械材料学、材料損傷学。所属学会、日本機械学会、日本材料学会、日本鉄道技術協会。学歴・職歴、1963年京都大学大学院工学研究科航空工学専攻修士課程修了。1963年住友金属工業株式会社入社。1976年工学博士(京都大学)。1984年中央技術研究所研究企画部長。1990年研究開発本部副本部長。1992年上席研究主幹。1994年住友金属工業株式会社退社。1994年九州大学工学部教授。1999年九州職業能力開発大学校学校長。2003年ドイツ鉄道事故専門鑑定人。2006年九州職業能力開発大学校名誉校長。2007年金沢大学大学院未来技術創造支援センター顧問研究員。受賞、1969年日本機械学会論文賞。1982年米国機械学会論文賞。1999年日本機械学会賞材料力学部門研究功績者など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。