宝子たち―胎児性水俣病に学んだ50年

宝子たち―胎児性水俣病に学んだ50年

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  • サイズ A5判/ページ数 195p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863290280
  • NDC分類 493.152
  • Cコード C0036

内容説明

胎児性水俣病の発見から半世紀。責任と認定の問題は未だ解決していない。胎児性水俣病が語る未来へのメッセージ。障害と共生する「いのち」の尊さ。

目次

未来のいのち―まえがきにかえて
第1部 子宮は環境(その頃、水俣と熊大では;宝子といわれて;遙か故郷を離れて;産むべきいのち;子宮は胎児を護ってくれない;枯葉剤はまかれた;へその緒と出会う;母は原爆を浴びた;母の胎内で被曝か)
第2部 生と死の闘い(ある女性水俣病患者の死;千鶴さん;せめて花嫁衣裳を;ふうてん)
第3部 医の倫理(いのちをつなぐ;子宮は環境ということ―胎児にとって公害も薬害も区別がない;戦争で使われた化学物質の影響;水俣における差別;ノーヒロシマ、ノーボパール;水俣学と環境倫理)