感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルテン
4
精神障がい者の地域活動拠点「べてるの家」の社会福祉士の著者が、べてるの人々やべてるで起こる事件、活動を描く本第二弾。他のべてるの本でも触れられているけど、病気は当事者を苦しめてもいるが、同時に当事者を守ってもいる、という考えは目から鱗。病気がある自分を受け入れた上で、どう折り合いをつけていくか、その実践の一つが「当事者研究」なんだろうなあ。それにしても、べてるのユーモアや笑いや明るさはどこから来るのだろう(向谷地さん?)。読むたびに元気と、「私も何かしなきゃ」という活力をいただいています。2014/08/10
Koji Takahashi
3
【苦労】 苦労は自分らしさだ。 同じ性格が無い、同じ顔がいない位に、同じ苦労は無い。 今まで使っていた『苦労』という言葉は 「嫌だけどやらなくてはいけないこと」 という感じだった。 べてるの家で使われる『苦労』とは 「生き方」「生き様」ではないだろうか? それを多剤投与で奪う医療に頼らない生き方をどう手に入れたか、とても大事なテーマだ。2018/10/04