内容説明
諸外国からの国難に対し、公武合体してあたるべきと考えた孝明天皇は、妹・和宮を徳川家茂に降嫁させた。沖田総司が隅田川で救った美少女・右近は、和宮に付き従う女衆の一人だった。やがて二人は、道ならぬ恋に堕ちるが、右近は和宮の替え玉として姿を消した。そして総司は幕末騒乱の渦のなか、王政復古を目指す岩倉具視と、彼を裏で操る政商グラヴァーらの、孝明天皇毒殺の証拠を秘めた『禁裏御みあし帖』を巡る策謀に巻き込まれていく。
著者等紹介
えとう乱星［エトウランセイ］
１９４９年熊本県生まれ。翌年ポリオに罹患、以来車椅子生活を余儀なくされる。８９年、時代小説「中風越後」で小説ＣＬＵＢ新人賞佳作入選。９０年『蛍丸伝奇』を発表、作家生活に入る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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のぶひこ
6
どんだけ新撰組ものが好きなんだよ自分、と思いながらの借り物。 ラノベな感じと笑えないところが数カ所。 フリーメイソン登場にはちょっと不意を突かれた。 実際の所、グラバーさんってのはそんなにいい人ではなかろうと思ってはいたけど、自分の考えてた姿に似ていたのは、ちょっとよかった。 あとがきは蛇足。興味のある人は同じ作者の他の本を読むかもしれないし、そうでない人は手に取ることはないことでしょう。 2012/08/17
小雀✡ずーっと積読減強化月……
4
コレは、新選組と幕末の知識がある程度あって演義小説(作者曰く)を楽しむ余裕が無いとダメだと思うなぁw だって、フリーメイソンだもん(笑々) 私としては、もう少し先まで話を読みたかったかなwコレで終わりじゃ何だか中途半端だし、勿体無い気がしました。2014/08/29
よっしー
2
とりあえず、沖田さんの話だから…と思って買ったけど、ちょっとイマイチだったかなぁ。史実とは全然違う展開で、病も隠し通しつつ恋愛もして…と、色んな要素は盛り込まれてるけど、どれもが中途半端な感じがして仕方ない。 で、個人的には総司の読みは「そうじ」にしてほしかった!!(笑2013/07/27
安芸あずき
2
・・・無理やりな感じが否めない。ていうか、何なの？酷評。とりあえず笑った。物語の進行具合と、はっきり言って無意味なキャラ出しとか。えとうさんには申し訳ないけれど、「何じゃこりゃ」って笑って読むしかなかった。真剣に読むにしても、私は史実を知っているし(けっこうくまなく)、だからこの小説の「無理やり切って集めたものを糊で薄っぺらく一枚の紙に貼り付けてみた」という時代小説にしか思えなかった。発想は面白いのだから、もっと丁寧に書き込んでもらえればこんな評価をしなかったものを・・・。(上から目線ですみません)2011/01/27
茅渟釣迷人
0
古本2017/11/02
