内容説明
研究プロジェクト「対人援助(心理臨床とヒューマンケア)の倫理と法:その理論と教育プログラム開発」を基盤に、心理臨床、哲学、倫理学、法学、精神医学、社会心理学、社会福祉学、保険学、薬学などの専門家からなる学際的な取り組みによる、わが国ではじめての成果である。倫理的法的問題にどう対処するかを、具体的ケースを通して紹介したテキスト。
目次
1 総論 心理臨床の倫理と法(倫理とはなにか?;倫理学と倫理理論;必要な倫理原則;生物医学倫理の四原則;クライアントとの関係における四つの規則;倫理的葛藤(モラルディレンマ)と意思決定のプロセス
このテクストの使い方―マニュアル対応ではなく、倫理的な理由を考える)
2 ケースの紹介と倫理的・法的問題のポイント
3 ケーススタディ編(守秘とその限界;多重関係;価値観と自己決定;研究倫理)
4 資料編(日本臨床心理士会倫理綱領;法令・判例のインターネット検索)
著者等紹介
松田純[マツダジュン]
静岡大学人文学部・教授、博士(文学)、生命倫理学・人間学
江口昌克[エグチマサカツ]
静岡大学大学院人文社会科学研究科・准教授、修士(教育学)、臨床心理士、精神保健福祉士、臨床心理学・コミュニティ心理学
正木祐史[マサキユウシ]
静岡大学大学院法務研究科・准教授、博士(法学)、刑事法・少年法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。