内容説明
本書で紹介するどのブランドも、創業者が体験した「思いがけない幸運な偶然(アクシデント)」がきっかけとなって誕生している。そして、知らず知らずのうちにブランドづくりの本質を捉えていた。なぜなら、彼らには優れたアイディアがあり、ブランド構築の既存ルールではなく、自分の直感を信じようとする意志があったからだ。直感に従い、マーケティングの通念を打ち破り、それゆえ強い優位性を獲得できる。7社8人のインスピレーションあふれる企業家たちのエピソードから、ブランド構築の本質が浮かび上がる。
目次
序章 “アクシデンタル・ブランド”とは
第1章 物語の語り手―ジョン・ピーターマン(通信販売ビジネス J.ピーターマン)
第2章 王道を行かない男―クレイグ・ニューマーク(地域情報サイト クレイグスリスト)
第3章 試行錯誤の修理屋―ゲイリー・エリクソン(栄養補助食品メーカー クリフバー)
第4章 ビジョナリー・パーソンとストラテジスト―ミリアム・ザオイ、エリック・マルカ(ヒゲ剃り用品ブランド ジ・アート・オブ・シェービング)
第5章 闘う人―ガート・ボイル(スポーツアパレル コロンビアスポーツウェア)
第6章 完璧主義者―ジュリー・アイグナー・クラーク(乳児向けビデオ制作・販売 ベイビー・アインシュタイン)
第7章 逆らう人―ロクサンヌ・クインビー(自然派化粧品 バーツビーズ)
終章 “アクシデンタル・ブランド”を築く6つのルール
著者等紹介
ヴィンジャムリ,デイヴィッド[ヴィンジャムリ,デイヴィッド][Vinjamuri,David]
ニューヨーク大学でマーケティング学の教鞭を執る。ジョンソン・エンド・ジョンソンおよびコカコーラでブランド・マネージャーを経験したのち、マーケティング・トレーニングを提供する会社「サードウェイ・ブランド・トレイナーズ」の創業者兼社長を務める。同社のクライアントには、アメリカン・エキスプレス、スターウッド・ホテル&リゾートなどをはじめ、大手の消費者ブランドが名を連ねている
佐野真一[サノシンイチ]
ビービーメディア株式会社代表取締役社長。1980年、慶應義塾大学商学部卒業後、サントリー株式会社入社。5年間の営業を皮切りに、社内留学、営業企画、情報システム、秘書などを経験。1991年、父親が経営するTVCM制作会社、株式会社アートパブリシティに入社。1999年インタラクティブコンテンツの企画・制作を手掛けるインスト株式会社を設立し、社長に就任。2001年、TVCM部門とWEB部門を一体化したハイブリッドプロダクションを目指してビービーメディア株式会社に社名変更し、現在も多くのクライアントのブランディングコンテンツづくりのアドバイスを行っている
上原裕美子[ウエハラユミコ]
1976年東京生まれ。筑波大学第二学群比較文化学類卒業。出版社勤務、進学塾での英語講師、翻訳会社コーディネータを経て、2005年より翻訳者として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。