内容説明
ある日、著者の法律事務所に社長が駆け込んできた。「経営者である私たちはどうなってもいい。しかし、従業員たちを救いたい。何とか力を貸してもらえないでしょうか?」聞けばまだ29歳だという。私はこの男性に興味を覚え、事件を受任することにした。しかし、負債総額は約160億円。債権者は金融機関、リース会社ほか多数…。弁護士萬年浩雄は、これまでの知識と経験を総動員して、この企業グループの任意整理を実現することができるのだろうか?企業再生の実際を3部構成で多角的に理解。
目次
1 熱血弁護士の事件ファイル―企業再生編(受任の経緯;大口債権者との折衝;第二会社構想 ほか)
2 熱血座談会―企業再生を振り返って(第二会社構想;社長と専務の経歴;都市銀行の役割 ほか)
3 熱血講演録―企業再生の現場から(企業再生の手法;私の就任前の本件パチンコ店の現状;第二会社構想 ほか)
著者等紹介
萬年浩雄[マンネンヒロオ]
1946年福岡県生まれ。福岡県弁護士会所属。弁護士。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。九州大学法学研究科修士取得(修士論文「当番弁護士 いま何が問題か」)。1982年弁護士登録。1984年萬年法律事務所を福岡市で設立。2010年9月、萬年総合法律事務所と名称変更(弁護士14名、秘書11名)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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