歴史新書
あなたの知らない神奈川県の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862489104
  • NDC分類 213.7
  • Cコード C0221

内容説明

黒船来航・文明開化と横浜の印象が強烈な神奈川県―。しかし、古墳もあるし、何より武家政権の本拠地「鎌倉」があった。室町時代には「鎌倉府」が置かれ、鎌倉公方が関東全域に君臨した。戦国時代には後北条氏が関東に覇権を確立したが、その根拠地となったのは小田原城だった。江戸時代も江戸の守り箱根に関所が置かれ、宿場も栄えていた。幕末、神奈川は「開国」によって大きな転機を迎えるのである。本書では、魅力あふれる意外な神奈川県の歴史を紹介する。

目次

第1章 神奈川県の古代
第2章 神奈川県の鎌倉・室町時代
第3章 神奈川県の戦国時代
第4章 神奈川県の江戸時代
第5章 神奈川県の近代
あなたの知らない神奈川県の歴史資料篇

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。専門は近世日本政治・外交史。『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のち講談社学術文庫)で第40回日本エッセイストクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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futabakouji2

10
横浜が寒村だったことや江戸時代の神奈川県はほとんど直轄領だったことは知らなかった。というかこのシリーズの本全般に言えるけど、廃藩置県の時に色んな県が生まれすぎている。理解不能になりそうだけど、巻末に県の成立年表も記載されていて助かる。内容もQ&A方式2~4ページなので寝る前の流し読みにもってこいだ。2020/05/11

氷柱

4
670作目。2月5日から。千葉版に引き続き神奈川版にも手を伸ばしてみた。千葉版と同じく鎌倉幕府の成立にフォーカスされているかと思いきや、後北条のピックアップの方が強った。神奈川の繁栄の最初期よりも現在の神奈川県の成立によりページ数が割かれていた。横浜から足柄の方までしっかり描かれていて偏りが少なく感じられたところに好感を持つことができる。他の都道府県のバージョンも非常に気になる。2021/02/07

naoto

2
都道府県別に出てるのかな?神奈川県の歴史。やっぱり、源氏は北条にしてやられた感じがするね。早雲にはじまる後北条家は、北条得宗家とは直接の関係はないらしい。単に得宗家に憧れただけか?ペリーと黒船が浦賀に来たのが統幕のはじまるだけど、その後の通商条約で横浜を開港したのが明治以降の神奈川の発展のきっかけだね。2021/06/25

rbyawa

1
g040、鎌倉時代にこの地に幕府が置かれ、その後、京都へと幕府が移ったものの独立意識が強く(将軍の兄弟なのになんでって思ったよなぁ、組織の独立性そのものが高いのね)、その後、北条早雲の後北条氏がこの地に至り、江戸時代においては小田原藩を除いて主に直轄地。そうして開国の求めがやって来たのもこの土地、ともなると盛りだくさんだよなぁ…、この県史のシリーズは数冊程度読んでるんですが、流れを的確に抜き出してるんじゃないのかな。一項目が各2~4ページ程度で日本史か地域に詳しければ興味深く読めるのはちょっと偉いよなぁ。2016/04/27

邑尾端子

0
神奈川県の歴史のうち注目度の高いトピックを集めて簡潔・平易にまとめた一冊。タイトルに反して「いやそれ普通に知ってるよ」と思われそうな基礎的な話題も多いかもしれないが、基礎を押さえつつさらっと読めるので神奈川について知りたいときの導入本としてオススメ。2013/02/24

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