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日本農業の底力―TPPと震災を乗り越える!

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862488701
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C0260

内容説明

国家統制的な農家保護をこのまま続けても農業の衰退に歯止めはかけられない!成長産業に向けて競争力強化にシフトするためには、農業のイノベーターや本当の意味での農業経営者を育て、彼らに思う存分、活躍してもらう場を用意することだ。TPPへの参加や震災からの復興を図るにしても、日本農業のもつ底力を十二分に発揮できるような環境整備が急務となっている。日本の美しい農村の復活とグローバル社会に出ていける農業の確立は、両立するのだ。

目次

第1章 TPP狂想曲
第2章 震災からの復興と日本の農業
第3章 日本のあるべきTPP戦略
第4章 日本農業の底力
第5章 成長産業となるためのビジネスモデル
第6章 農業経営を現在の5~10倍へ増やせ
終章 責任ある国家へ

著者等紹介

大泉一貫[オオイズミカズヌキ]
1949年宮城県生まれ。東京大学大学院修了。専門は農業経営学、地域経済論、食品流通論。農学博士。現在、宮城大学教授(事業構想学部長、副学長)。地域経済の活性化や食・農・むらから日本社会を展望する評論や農政への提言活動を行っている。日本地域政策学会会長、内閣府「規制改革会議」専門委員、内閣府「経済財政諮問会議EPA・農業ワーキング」委員、内閣官房「農政改革関係閣僚会合特命チーム」アドバイザー、内閣官房「食と農林漁業の再生実現会議」構成員、南三陸町震災復興検討委員会委員長、等歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とらじゃ

2
農業は国の礎だが、補助金や陳情に頼り、誰かがどうにかしてくれると思い込んでしまったようだ。実は誰もどうにかしてくれないのだ。・・農業の現状はまさに閉塞感に溢れている。1日も早い改革を願うしかない。2012/05/25

Masa

1
経営者的農業事業者は江戸時代には存在した、これからの日本には潜在的な成長力が見込める、夢を持たせてくれる。2015/04/09

Oishi Tomoyuki

1
農業を成長産業とするために必要なことは農業経営体を増やすこと、そのためには参入規制を撤廃することが必要。TPPへの参加や震災からの復興といった最新の視点からの考察もあり、説得力がある本です。2012/08/31

わたる

0
現状を語るというよりもむしろ将来への提言が多い。特に顧客創造、市場開拓、融合産業化を強調している。弱者保護ではなく国際競争力をつける農業へ転換しようという主張にさして新しさは無いが、震災からの復興モデルはなかなか画期的。ただ、当事者である農家の人間が自らをいかなる状況にあると捉えているか、そしてそれをどう変えていくか(または変える必要があるかどうか)という点をまずは考えなければならないのでは。農産物といってもコメに関する記述がほとんど。校正が不十分。2012/03/22

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