内容説明
民間では雇用への不安感が絶えずくすぶる一方で、バッシングに怯える公務員―その数、国家公務員65万人、地方公務員285万人にのぼる。身分保障・給与・社会的地位…官民で働き方や労働条件があまりに乖離しているため、冷静な議論や判断ができなくなっているのが現状だ。不毛な対立を乗り越え、お互いの役割を理解するために官民合流を促進させる必要がある。日本人ならば誰でも一生のうちに、公務員とサラリーマンを経験できる社会へと舵を切れ。
目次
はじめに 官民合流で「公」を誰が担うのか、コンセンサス作りを
序章 「官民分断社会」から「官民合流社会」へ
第1章 公務員バッシングの背景とその本質
第2章 9時‐5時は都市伝説か―公務員の働き方と仕事の中身
第3章 公務員制度改革の現状、その可能性と限界
第4章 公務員をコテンパンに批判するほど、民間企業は正しいのか?
第5章 キャリア官僚は華麗なる転身でどこまで収入がアップするか?―芽生えつつある官民合流の事例
第6章 官民ダブルトラック労働市場から、官民統一シングル労働市場を目指して
おわりに プチ内戦を続ける日本の行く末に何を見るのか?
著者等紹介
中野雅至[ナカノマサシ]
1964年奈良県生まれ。旧労働省入省。職業安定局、ミシガン大学大学院留学、新潟県庁課長、厚生労働省課長補佐などを経て、公募により兵庫県立大学院准教授。安倍内閣で「官民人材交流センターの制度設計に関する懇談会」委員を務め、公務員制度改革に深く関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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