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雅子さま論争

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862484109
  • NDC分類 288.44
  • Cコード C0295

内容説明

「雅子さま問題」はどこから来てどこへ行く?メディアの過剰なバッシング、アンチ派のネットでの暴走、雇用機会均等法第一世代からの強い共感と世代によって温度差がある皇室への思い入れ、皇太子一家vs.秋篠宮一家という対立構図、長引く療養期間に投げかけられる疑問…。雅子さまをめぐる言説はとどまるところを知らない。近代家族のモデルとして機能した美智子妃の時代とは対照的に共通の夢や希望を語れなくなった現代、私たちは雅子さまを通じて、そこに何を見るのか。

目次

第1章 皇室と雅子さまは、どこへ行くのか
第2章 人はなぜ、雅子さまを批判したくなるのか
第3章 私たちはみな「プチ雅子さま」
第4章 バブル世代女性は強化プリンセス・マサコの夢を見るか
第5章 雅子さまが味わっている「抑圧」=皇室圧力を慮る
第6章 もしも雅子さまにヤンキー気質があったなら
第7章 雅子さまと家族関係

著者等紹介

森暢平[モリヨウヘイ]
1964年埼玉県生まれ。京都大学文学部卒、国際大学大学院修士課程修了。毎日新聞社社会部で宮内庁、警視庁を担当。CNN日本語サイト編集長、琉球新報ワシントン駐在記者を経て、成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科准教授

香山リカ[カヤマリカ]
1960年札幌市生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、現代人の心の問題ほか、政治・社会批評、文化批評、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍している

白河桃子[シラカワトウコ]
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ジャーナリスト&ライター。『プレジデント』『シュシュ』『ジンジャー』など多数女性誌に執筆。女性たちの年代別ライフスタイル、未婚、晩婚、少子化や恋愛、女性のインタビューがテーマで膨大な取材量には定評がある

水無田気流[ミナシタキリウ]
1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学、現在東京工業大学世界文明センター・フェロー(非常勤講師兼研究員)。2006年、第1詩集『音速平和』(思潮社)で第11回中原中也賞。2008年、第2詩集『Z境』(ぜっきょう)で第49回晩翠賞

小田嶋隆[オダジマタカシ]
1956年東京都に生まれ、北区赤羽で育つ。80年、早稲田大学教育学部卒業後、食品メーカーに入社。8カ月で退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はコラムニストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宮田悦子

5
社会で才能を活かせなかったり家庭でも男子が産めない等で上手くいかず悶々としてる女性が雅子妃と自分を重ね擁護派になり、苦労を顔に出さず回りに上手く合わせ頑張り屋の女性は紀子妃擁護派になり、対立してるような構図に思えます。個人的には3人のお子さまをきちんと育てられ、粛々と公務をこなされ、なおかつスリムでお美しい控えめな女性らしさ溢れる紀子妃が好きです。彼女のような方こそ、皇后、ご国母にふさわしく思えます。2015/03/05

ophiuchi

3
森氏の書いていた「ドス子の事件簿」を覗いて、その暗い情熱にある意味感心してしまいました。2010/10/27

いちのせけい@鬼太郎にあえる街

3
私は雅子さまとは同い年。結婚に価値を見出だせずに、仕事でかせいでは好きなことに注ぎ込む贅沢者。だけど、その仕事で人間が壊れかけた。逃げることの出来ない立場の中で、人は必死に自分を壊さない努力をしてる。雅子さまは、本当にまっすぐで不器用な方なのだと思う。不思議だったのは、筆者がみな、紀子さまのことを見た目通りの性格だと思っているらしいこと。甘いね。あの世代は背を向けた途端に舌を出してますよ。狡くてしたたかで要領がいい。ただし、信頼する気にはなれませんね。あの方が未来の天皇陛下の母君となるんでしょうか。種の保2009/11/24

mimiko

2
良くも悪くもその時代を反映している皇太子一家。雅子様がバブル世代じゃなかったら、キャリアウーマンじゃなかったら、想像の範疇を超えないけれどきっと違ってたよね。愛子様もしかり。幸せになってほしいなあ。2012/02/12

うき。

2
どの人も、ほんとうに一面からしか見てない感じが、ほとんどの人が批判的な週刊誌記事と変わらないと思うんだけど…。そんななかで森さんの文章は面白かった。小田嶋さんはこんな文章書くくらいなら断ればよかったのに。2010/03/06

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