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桶狭間・信長の「奇襲神話」は嘘だった―信長の戦い〈1〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862483430
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

一級史料が教える桶狭間の真相。著者が日本で初めて「正面攻撃説」を提唱してから26年。信長の戦術が迂回奇襲でなかったということは、現在ではほぼ定説になっている。しかしこの間、「乱取状態急襲説」をはじめとする数々の新説が登場し、話題になっている。本書では、一級史料の『信長公記』を読み解き、信長が勝利を得るにいたる経緯を改めて論証する。『信長公記』を素直に読めば、正面攻撃で義元を破ったのは明らかなのだ。

目次

第1部 桶狭間の死闘は正面攻撃だった!(『信長公記』が伝える戦いの実相;信長・義元の戦いを総括する)
第2部 戦国合戦の「定説」を疑う(戦国大名の戦いのパターン;今川義元は天下を目指したのか? ほか)
第3部 桶狭間をめぐる「新説」の登場(『甲陽軍鑑』を典拠とした「乱取状態急襲説」;織田軍別働隊による「迂回奇襲説」 ほか)
第4部 「迂回奇襲神話」の誕生と参謀本部(誤った「教訓」を生み出した『日本戦史・桶狭間役』)

著者等紹介

藤本正行[フジモトマサユキ]
1948年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部史学科卒業。現在、國學院大學兼任講師。日本軍事史・風俗史専攻。文献・絵画・城郭・甲冑武具研究を集合した独自の歴史研究を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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