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ビジネスに「戦略」なんていらない

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862482679
  • NDC分類 335
  • Cコード C0236

内容説明

「戦略」に踊らされるな!ビジネスは敵を出し抜き、勝負を決める戦争なのか?新自由主義的な競争戦略思考、利益至上主義は世界から乗り遅れないための唯一の道なのか?否、そんなことはない!なぜなら、経済のグローバル化とグローバリズムは本来、同一視されるものではないからだ。いま一度、会社や組織、働く理由や評価、仕事におけるゴールやプロセスなどの、原理的・現場的な場からビジネスを捉え直す。

目次

序章 わたしがビジネスを戦争のアナロジーで語らない理由
第1章 ビジネスと言葉づかい―戦略論を見直すために
第2章 ビジネスと面白がる精神―会社とは何か
第3章 見えない資産としての組織―組織とは何か
第4章 プロセスからの発想―仕事におけるゴール、プロセスとは何か
第5章 モチベーションの構造―人が働く本当の理由
第6章 一回半ひねりのコミュニケーション―なぜ、「なぜ働くのか」と問うのか
第7章 それは何に対して支払われたのか―評価とは何か
第8章 攻略しないという方法―新しいビジネスの哲学として
付章 内田樹君とのビジネスをめぐるダイアローグ

著者等紹介

平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒。77年、外国語翻訳サービス、日米IT関連企業へのローカライズサービスを提供するアーバン・トランスレーションを設立。99年、アメリカ・サンノゼ市にビジネスサポート、インキュベーションを主業務とするBusiness Caf´e,Inc.を設立。2000年、ビジネスカフェジャパンを設立、現在、同社社長。01年、リナックスカフェを設立し、現在、同社社長。07年、ラジオカフェの創業に携わり、同社取締役プロデューサーとしてラジオパーソナリティを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペールエール

4
「ビジネス」の再定義。 金儲けとは本来どのようなものなのか。 企業存続の上で利益を考慮する必要は勿論あるがその行き過ぎた利益至上主義を筆者は危惧する。 企業は誰のために? 働くとは? 改めて社会の中での企業の在り方という点に関し考えさせられた。 2014/01/06

ILP71

2
会社の経営者がビジネスについて論じている。それだけではそれほど珍しくもないが、その論じ方は独特である。自身が手掛けているビジネスや自身の経歴、エピソード、成功譚の紹介はほとんどなく、当事者が自らの経験を言語化してビジネスを論じているのである。その迫力、知性に本書の魅力がある。2022/06/12

Ataru Matsuyama

2
再読。「働く」ということに疑問を持ったときに読むと、気持ちが楽になります。2012/09/07

編集兼発行人

2
非面白味を誘発する「目的」の存在。起業家たるための「現在」の更新。「如何に儲けるか」に先立ち「何を与えるか」と発すべき問い。組織が擬制する「哲学」が導く構成員の敬意と信頼。カンパニー(仲間)と収益装置の分岐点。「事業」と「場づくり」の物語が交錯する領域に生成される組織の成長。アフォーダンスと言葉。現在の欠落感が齎す自己実現。評価と責任を担保するコミュニケーション。継続の中に蓄積される「見えない資産」の価値。共同体を作る野心。非攻略により実現する対話。等々ビジネスを面白がる精神に寄与する刺激的な言葉が満載。2012/08/02

yyhhyy

2
「ターゲット」「戦略」と言った軍事用語だけで経済活動を語る危うさには共感。終章の内田樹教官との対話が良い2011/12/12

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