内容説明
2007年8月、香港上場分を合わせた中国株式の時価総額が、ついに東京証券取引所を上回った。中国工商銀行の時価総額は、三菱UFJフィナンシャル・グループの3.5倍だ。早ければ2011年にも日本のGDPは中国に抜かれると予測される。実際、中国企業のなかには海外に進出し、世界の企業を買収しようとする動きもみられる。一方で、巨大や消費市場として立ち上がってきた中国は、世界中のさまざまな商品、資源を買いあさり始めている。国内に問題を山積させながらも、中国が世界経済の中心的な位置を占める時代がやってきた。
目次
第1章 中国企業が日本企業を買収する日
第2章 中国における外資系企業は今後どうなっていくのか
第3章 チャイナ・マネー最前線
第4章 ニューリッチ層の与えるインパクト
第5章 中国が世界を食べ尽くす
第6章 ニセモノ天国中国
第7章 北京オリンピック、上海万博後、中国はどうなるのか
著者等紹介
門倉貴史[カドクラタカシ]
エコノミスト。1971年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。専攻はマクロ経済学。同大学卒業後、横浜銀行のシンクタンク浜銀総合研究所の研究員となる。社団法人日本経済研究センター、東南アジア研究所(シンガポール)への出向を経て、2002年に第一生命経済研究所に移籍、経済調査部主任エコノミストになる。2005年7月からは、BRICs経済研究所の代表に就任。専門は、日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる。同志社大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。