Yosensha paperbacks
環境問題はなぜウソがまかり通るのか〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862481825
  • NDC分類 519
  • Cコード C0040

内容説明

「今後100年間で地球の平均気温は6.4℃も上昇?」「まず、ありえない!」6.4℃とはIPCCが発表した最も悲観的なシナリオ下でのしかも予測幅があるうちの最悪の数値に過ぎない。イギリスのBBCは、1.8℃~4℃の上昇と報道している。京都議定書の削減目標を真に受けているのは日本だけに等しい、ツバルの海面水位上昇は温暖化による影響ではない!?日本人は地球温暖化についても正確な情報を得ていない!地球温暖化でも、ウソがまかり通っている!―ますます膨らむ「環境バブル」「エコの空騒ぎ」に「NO」を突きつける。

目次

第1章 地球温暖化は環境問題ではなく政治問題だ
第2章 バイオ燃料が世界の格差を拡大させる
第3章 意味のないリサイクルを早くやめないか
第4章 環境問題はどうして正しく伝わらないのか
第5章 対談 武田邦彦×池田清彦 環境問題のここがヘン!

著者等紹介

武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所教授(副所長)。ほかに多摩美術大学非常勤講師を併任。日本工学アカデミー理事。内閣府原子力安全委員会専門委員。文部科学省科学技術審議会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里馬

36
エコバッグって教授のいう通りおかしいと思ってる。だってワザワザ新しいの買わなくたって普通の鞄で良いじゃん!ゴミを減らそうと言う割りにスーパーの袋で捨てられないのも変だよね。バイオ燃料の欺瞞や、京都議定書=不平等条約というのも面白いけど、この人ちょっぴり書き方が下手だと思う。盲目的に環境問題へ取り組んでいる人と疑問的に思っている人達の二極分化を進める、アイドル番組の様相を呈していると感じた。2009/08/07

renren

4
「【リサイクル】を免罪符に、大量消費に目隠しし合理化してはいないか」。鋭い指摘。「ごみ箱にいれる」行動に変わりはなくても、「捨てる」と思うか「資源化する」と思うかでいけないことをしてる気持ちには差が出てくる、たとえゴミ箱の中身の行く先が実は同じであっても。ぺらぺらの耐久性の低いスーパーの袋を貰ってごみ出しに再利用するのは非エコで、エコバッグを新調し分厚い「自治体専用ゴミ袋」でごみを捨てるのはエコなこと、本当か? キャンペーンにのるのではなく、感情に流されるのでもなく、自分の頭で正悪を判断しなければ。2010/06/21

がっち

3
武田氏二冊目。地球温暖化、バイオ燃料、リサイクルの既成事実の間違いについて指摘している。本当かどうかはよく見極める必要があるが、ある視点を自然に受け入れることはある意味で怖いと悟ってる本でもある。C2011/02/24

文月あやと

2
現在の環境対策って誰も得しないよね。この本の意見がすべて正しいとは限らないと思う。世間一般に知られる環境対策も正しいとは限らない。多角的な研究・意見って大事だよね。それができれば原発問題だってすぐに解決するのに。2011/09/07

naoto

2
前々から読みたいと思っていた本。武田先生、最後に対談で池田先生も出てきたけどこの2人、「ホンマでっかTV」の先生の中でも好きな2人なんだよな。理論、理屈はしっかりしていて、納得できるね。2010/08/19

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